タクシーって儲かるの?会社所属のドライバーと個人タクシーの違いも徹底比較してみた!

タクシードライバーに転職して収入をアップさせたいと考えている方は意外と多いようです。しかし、独特な勤務形態や給与体系があるため、タクシー業界は外から分かりにくいという声もあります。そもそもタクシー会社に所属する運転手と個人タクシーの違いとは何なのかわからないという方も多いでしょう。ここでは、タクシー業界に飛び込んで稼げるようになりたい!という野心をお持ちの方のために会社所属タクシーと個人タクシーの違いを中心にわかりやすく解説していきます。

この記事を読んだらわかること

☑︎タクシードライバーの働き方
☑︎タクシー会社に所属するドライバーのメリットとデメリット
☑︎個人タクシーのドライバーのメリットとデメリット
☑︎タクシーで儲かりやすい営業エリアは都心

タクシードライバーの働き方

一般的なタクシーにはタクシー会社が走らせているタクシーと、個人タクシーの大きく分けて2種類が存在することは広く知られていることです。ところでこの2種類には、働き方や必要資格などにどんな違いがあるのでしょうか。

タクシー会社所属のドライバーと個人タクシーのドライバー

タクシー会社所属のタクシードライバーは、昼夜各日勤や隔日勤務などをシフト制で働き、1日の売上は会社に計上します。給与は会社と取り決めた歩合による歩合制が多いですが、「固定給+歩合」などの給料制を採用している会社もあります。一方の個人タクシーは稼いだ料金は全て自分自身の売上となります。もちろん燃料費・整備費などの経費も自分持ちで、経理は独自に行わなければなりません。

個人タクシー開業には10年以上の経験が必要

基本全売上が自分のものとなる個人タクシーは羨ましいと感じる方も多いかもしれませんが、個人タクシーを開業するには、二種免許を持っていること以外にもタクシードライバーとして10年以上の乗務歴が必要です。さらに、独立しようとする人が35歳未満である場合には、同一のタクシー会社で乗務員として10年以上勤務した履歴が欠かせません。他にも個人で事業を興すには資金面などさまざまな条件がかけられています。

しかし、このような資格や実績が認められて個人タクシーの事業者になると、稼ぎがグンとアップするのも事実です。実際に東京都内の個人タクシー運転手の中には、年収900万円~1,200万円という方は珍しくありません。年収1,200万円レベルのドライバーともなれば、業務用に使う車両も軒並みベンツ・アウディ・BMW・ロールスロイスなど高級車揃いです。

タクシー事業の許可を受けていないと『白タク』としての営業となる

タクシー会社所属のドライバーであれ個人タクシーのドライバーであれ、タクシーは事業許可を受けて初めて営業が可能となります。許可を得るだけでなく、タクシー事業を始めるにはさまざまな条件を揃える必要があります。もしも許可を得ずにタクシー業務を行えば、いわゆる「白タク」としての非合法な営業となるため注意が必要です。事業用に認可された車両には緑色のナンバープレートがついているのに対し、自家用車を用いているためナンバープレートの色を指して白タクと呼ばれています。

タクシー会社に所属するドライバーのメリットとデメリット

タクシー会社に所属してドライバーとして働くと、どんな良い点があり、また良くない点があるのでしょうか。ここではタクシー会社所属の運転手となることのメリット・デメリットを具体的にご説明します。

タクシー会社のメリット

タクシー会社に所属して運転手として働くと、面倒なことは会社に任せて安心しながら働けます。ここでは会社所属のタクシードライバーの主なメリットを挙げていきます。

  • 必要なのは二種免許のみ
    普通自動車免許に加え二種免許さえあり、タクシー会社に採用されればすぐに業務を開始することができます。最近では二種免許取得のサポートをしてくれる会社も少なくありません
  • 経費が会社負担
    車両はもちろん維持費など全ての経費は所属する会社がもちます
  • 手厚い福利厚生がある会社も
    や社宅はもちろん、社内に休憩室や浴場などを備えたタクシー会社もあります

タクシー会社のデメリット

多くのメリットがある反面、タクシー会社に所属して運転手をする上で不利に感じる部分もあります。以下、会社所属ドライバーの具体的なデメリットをご紹介します。

  • 売り上げの一部は会社へ
    給与は歩合制のため、自力で稼いだ売上でも決められた割合の金額を会社に納めるのは当然です
  • 勤務時間に制約
    勤務は日勤夜勤隔日などの勤務形態を社内で割り振ってシフト化しそれに準じて乗務するので、全て自分の都合どおりにはいきにくいでしょう

未経験者はまずタクシー会社で経験を積む

さまざまな条件や制約があるタクシー事業は、ゼロから自分で興すことはまず不可能です。異業種からの転職ならタクシー会社に所属してキャリアをスタートさせるのが一般的ですし、選択肢はほぼ会社所属のみと思っておきましょう。

個人タクシーのドライバーのメリットとデメリット

個人タクシーは会社所属のタクシー運転手と比べてどのようなメリット・デメリットがあるのか、ここで具体的にご紹介します。その長所・短所は法人タクシー運転手のおおむね逆になっている点にご注目ください。

個人タクシーのメリット

個人タクシーの運転手は自分の意思・都合でさまざまなことを決めることができます。ここでは個人タクシードライバーならではのメリットを具体的に挙げてきます。

  • 売り上げは全て自分のもの
    1日の稼ぎは必要な経費以外は当然すべて自分のものとなります
  • 働き方が自由
    月に何日乗務するか、日に何時間乗務しどれだけ休むかなど、すべて自分の都合で決めることができます

個人タクシーのデメリット

個人タクシーのデメリットは自由度が高いがゆえの責任の大きさに尽きます。具体的にどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。

  • 全ての責任を自分で負う
    個人タクシーは会社が守ってくれないのでトラブル時も経理等の事業管理も全て自分自身の責任で行う必要があります
  • 経費は全て自分持ち
    車両やその維持費・燃料費等経費は全て自分持ちです
  • 厳しい条件をクリアする必要がある
    無事故で10年以上のタクシー乗務歴など、個人タクシーを開業するには超えるべき高いハードルがあります

経済的にも時間的にも自由なのは個人タクシー

個人タクシーというのは、タクシー業界で百戦練磨の熟練者のみが開業して自己責任で稼げるものです。自分のペースで自由度高く働くことができて年配者にも続けやすいですし、ベテランなのでユーザーにも信頼され顧客がつきやすいというメリットもあります。しかし、その分負うべき責任も重たいうえ、そもそも個人タクシー事業者となるには厳しい条件をクリアしければなりません。いわば、長年の功績が認められた人にだけ与えられたハイリスク・ハイリターンな仕事と言えるでしょう。

タクシーで儲かりやすい営業エリアは都心

タクシー会社のドライバーはおおむね歩合給与制を採用しています。新人のための保証制度を導入する会社もあるのであまり心配し過ぎてもいけませんが、歩合だとあまり稼げないのではないかと不安な方もおられるはず。そこで、ここではタクシー会社所属のドライバーががっちり稼ぐために押さえておきたいポイントをご紹介します。

東京都のタクシードライバーの平均年収は約500万円

東京都のタクシードライバーの平均年収は全国屈指です。年金受給者等あらゆる状況下で働く運転手を含めた平均年収が470万円以上なので、実際に働き盛りの方が稼ぐ年収は500万円に近いと推定されます。

大都市圏ほど売り上げは高く地域ごとに格差がある

東京のタクシードライバーが何とも理想的な平均年収を得ている一方、エリア・地方によっては200万円台半ばという平均年収に収まっているケースもあります。稼ぎたいのであれば大都市圏で乗務できる会社を選択することを強くおすすめします。寮や社宅を完備しているタクシー会社もあるので、そのような会社を探せば地方の方でも都心部で乗務することを諦めずに済みます。

儲けるためには会社選びも重要になってくる

タクシー運転手の収入は乗務する地域はもちろん、所属する会社にかかっていると言っても過言ではありません。給与制や福利厚生・勤務形態などの労働条件だけでなく、その会社の資金力や知名度・人気度などの実績面、そして転職希望者それぞれの働き方ニーズを満たす会社を選択しなければ、理想的な乗務はできません。

しかし、独特なタクシー業界のことは外からはなかなか分かりづらく、ましてや都心部の豊富なタクシー会社の中から希望に合う会社を選んで採用試験を受けるのは非常に難しいことです。失敗しない転職を実現するには、タクシー業界に精通した弊社プロタクのような専門エージェントを介して転職先を選ぶのが賢明です。プロタクはタクシー運転手への転職希望者様のご相談に細やかに応じながら、その方の人生のリスタートを全面的に応援します。

【まとめ】儲かるタクシーは働くエリアで決まる!

個人タクシーのドライバーはそれまでのノウハウと実力に基づき自己責任で乗務を行うため、リスクもありつつ大きく稼げる夢のある仕事です。しかし、会社所属のタクシー運転手も、乗務するエリアや入社するタクシー会社をしっかりと選択し経験を重ねれば、効率良く稼ぐことができるようになります。どんな場所でもタクシー業界にさえ入れば今よりも収入を上げられるという思い込みは危険です。稼ぐ地域を見極め、そのサポートをしてくれるような良心的な会社に入社するのが収入アップへの近道と言えるでしょう。

この記事のまとめ

☑︎タクシー運転手にはタクシー会社所属ドライバーと個人タクシードライバーがいる
☑︎個人タクシーとして開業するには10年以上の乗務歴など厳しい条件をクリアする必要がある
☑︎会社所属ドライバーは給与の一部を会社に計上しなければならないが面倒なことや経費は会社に持ってもらえる
☑︎個人タクシーは稼ぎが多く自由度も高いが全責任を自ら負う
☑︎タクシーで大きく稼ぎたいなら東京都心部の優良タクシー会社に所属すべし

プロフィール

プロフィール
29歳から東京でタクシードライバーとしてデビュー。
最高売上は130万。「オレンジ戦隊改めサクラ戦隊」のブログでタクシーの営業ノウハウ等を中心に情報発信。
蓄積した情報を体系化したプログラムを考案し、大手タクシー会社の教育カリキュラム作成等に従事。
現在タクシー会社数社で人材育成で顧問契約。
入社後のアフターサービス特化型のタクシー転職支援サイト「プロタク」(pro-taxi)に2019年より在籍。
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