クレーム徹底回避!タクシードライバーの道の覚え方

タクシードライバーは本人のやる気次第で大きく稼ぐことができる夢のある職業です。今の仕事では将来が不安だという方や、待遇が良い大都市圏に移住してでもタクシーで高収入を得たいという方などは、上京してタクシー会社に入社することも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。そこで今回は道をよく知らない地域でタクシー運転手として働きたい方のために、デキるタクシー運転手の道の覚え方をご紹介します。まずはタクシー運転手が道を知らないとどんな困ったことが起きるのかをシミュレーションしてみましょう。

この記事を読んだらわかること

☑︎道を間違えるとどんなことが起きるのか?
☑︎優秀なドライバーが実践する5つの道の覚え方
☑︎さらに稼げるタクシードライバーになるためには?

【前置き】道を間違えるとどんなことが起きるのか?

タクシーをご利用になるお客様は、運転手をプロと信じて乗り込んで来られます。その運転手から『道がわからない』『道を間違えた』と告げられた時の乗客の落胆は想像に余りあります。しかもそれはクレームに直結する可能性さえあるのです。ここではタクシー運転手が道を間違えた場合に起こりがちなトラブルをご紹介します。

①道を間違えると『到着時間が遅れる』

タクシー運転手はお客様が希望される目的地まで最短ルートを選択する必要があります。交通状況をよくご存知のお客様も少なくないため、ごまかしは利きません。また、乗客は基本的に公共交通機関よりもタクシーの方が早く目的地に着けると見越してご利用になります。こうした『当然視』がある中で道を間違えれば、お客様が早く到着できると思い込んでいたそのご期待を裏切ることになります。結果不信感を持たれてしまうことになるのは目に見えています。

②道を間違えると距離が伸びるため『支払い料金が上がる』

道を間違えるということは、ルートを修正しなければならないということに他ならず、その分メーターが刻まれお客様へのご請求金額が上がってしまいます。余計に時間がかかった上料金が増したら、普通の感覚の方なら立腹して当然です。

③道を間違えると『最終的にクレームにつながる』

到着時間の遅れと支払い料金の増額という2点のダメージは、当然お客様にとって怒りの原因となります。遅れたこと自体に対してフォローしてほしいところに、余分なお金を払うのですから、文句を言いたくなる方がおられても致し方ないでしょう。ここで発生しがちなトラブルが支払い拒否や料金の値下げ要求です。お客様は時間をお金で返してほしいというお気持ちになっています。また、直接クレームを言えない方が、本社に連絡してクレームになるケースもあります。

優秀なドライバーが実践する5つの道の覚え方

道の間違いがクレームにつながると言っても、慣れない土地の道を覚えるのはそれほど簡単なことではありません。しかし、タクシー運転手として稼ぐためには道を覚える作業は必ず越えなければならない壁です。ここでは、優秀な現役ドライバーから伝授された5つの有効的な道の覚え方をご紹介します。

実際に車で街中を走ってみる

最も効率的な道の覚え方は、実際に道を走行してみることです。目的地を決め、最短ルートを選んで走行することによって体になじみます。よく利用される駅から駅まで、駅から商業施設まで、住宅街から駅までなど、さまざまなルートをシュミレーションしながら走行します。何度も練習して走行距離を重ねるうち、道そのものだけでなく渋滞する時間帯や信号のタイミングなども身につき一石何鳥にもなるでしょう。

徒歩や自転車で街の中を移動してみる

意外と効果があるのが、街歩きです。車ではさっと通り過ぎてしまう細い道や抜け道を見つけたり、一つ一つの商店や施設の印象が深く残りやすいため、道や地図を記憶するのに役立ちます。人気店や行列店に遭遇して街歩き情報を仕入れれば、それをお客様に還元することもできます。

建物や看板などの目印を覚えておく

道路だけを見ていくと、似たような環境下の道路やルートを混同しかねません。目印となるような看板や建物から立体的に景色全体をとらえることで、それに付随して道路も印象深く記憶することができます。自分なりのランドマークを決めて道とセット覚え、後で地図と比較して位置関係を整理すれば立体感が増し、記憶に結びつきやすくなります。この作業を反芻するようにくり返すと効果的です。

道を間違えてしまった場所を分析する

ここまでの道の覚え方は、いわば予習ですが、間違えたルートを改善して記憶を更新する『復習』も重要です。道を間違えた時やわからなくなった時には必ず後で復習し、どこの交差点を曲がるべきだったのか、どの道が最短だったのかを確認しながら走行してみましょう。曲がるべき所を直進してしまった場合には、右左折を意識した走行に切り替えるようにします。また、ルートを間違えた場合は、お客様に素直に『いつもはどのルートで行かれてますか?』とお聞きするのも一案です。良い印象は持たれませんが、間違えてご迷惑をかけるよりは良いでしょう。

先輩ドライバーに道の覚え方を助言してもらう

タクシー業界の一つの特徴として、職場の年功序列意識が少なく、連帯意識が強いという点が挙げられます。普段はそれぞれ1人で乗務しているので、同僚や仲間と会った時には情報交換がさかんです。特に複雑な道や間違えやすいルートは自然と話題に上りがちです。周囲とコミュニケーションを取って情報を貰うとともに、ベテランドライバーに助言を乞うこともお勧めできます。

さらに稼げるタクシードライバーになるためには?

タクシー運転手として徐々に道やルートを覚えてきたら、もっとお客様をお乗せして稼げるようになりたいと望むようになるのは当然です。ここでは、新人ドライバーから稼げるドライバーに飛躍するためのポイントをご紹介します。

稼げる人ほど分析と改善を行っている

道を覚えて地理に自信がついてきたら、次は売上を上げるための工夫を始められる段階です。まず重要なのが、どの時間帯のどこにタクシー需要が多いかを分析してみましょう。またどの時間帯に流し営業をするのか、付け待ちはいつどこでやると待機時間が少ないのかなど、効率を考えた行動パターンを分析し実行してみると業務の改善に直結します。

実車率と回数を意識する

タクシーはお客様をお乗せしていなければ、経費だけがかかってしまって赤字となります。乗務中は少しでも長くお客様をお乗せできるよう、いつ・どこで・どの営業スタイルで行動するかを常に計算しながら立ち回ることが何より大切です。全体の走行距離に対してお客様が乗車している距離の割合を実車率といいますが、この実車率を上げることで売上は自ずと伸びます。実車率を上げるには、1回でもお客様をお乗せする回数を増やすことが肝心です。距離は気にせず、まずは回数を意識しましょう。

売上げ目標を立てたらそこから逆算して行動する

実際に稼いでいるタクシードライバーは、必ずと言っていいほど1日の売上目標を立てて自分にハードルを課しています。お昼までには○○円、夕方までには○○○円など、時間を区切って売上目安を立てておくことで次にすべきことがわかります。また、売上目標から逆算した行動を取るため、いやでも業務が戦略的になります。タクシー需要が多い時間帯には休憩を避けたり、付け待ちの方が効率的と判断すれば流しから切り替えるなど、稼げる運転手は常に行動に根拠を伴うのです。

【まとめ】タクシーで道を覚えて稼げるドライバーになろう!

どんなにやり手のベテランドライバーでも、新人の頃は道を間違えて冷汗をかいたり、お客様からお叱りを受けて落ち込んだりしながら一人前になっています。失敗があって初めて身につくこともあるので、こうした失敗を無駄にしないことが何より大事なのです。道を間違えた時は言い訳やごまかしをしないで率直にお詫びをし、ナビを使わせていただくなど、その後のフォローに全力で取り組みましょう。そして、同じ間違いをしないように復習することもお忘れなく。頑張っただけ必ず前進する仕事なので、あまり心配し過ぎないでくださいね。

この記事のまとめ

☑︎タクシー運転手の道の間違いはクレームにつながりかねない大ダメージ
☑︎道を覚えるには予習・復習・周囲のドライバーとのコミュニケーションが大事
☑︎売上を上げられるドライバーは1日の売上目標に基づいた行動計画を立てている!

プロフィール

プロフィール
29歳から東京でタクシードライバーとしてデビュー。
最高売上は130万。「オレンジ戦隊改めサクラ戦隊」のブログでタクシーの営業ノウハウ等を中心に情報発信。
蓄積した情報を体系化したプログラムを考案し、大手タクシー会社の教育カリキュラム作成等に従事。
現在タクシー会社数社で人材育成で顧問契約。
入社後のアフターサービス特化型のタクシー転職支援サイト「プロタク」(pro-taxi)に2019年より在籍。
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