タクシーの空車率とは?乗車率との関係・空車時間を減らす工夫

タクシードライバーの仕事に興味があるなら「空車率」という言葉を耳にすると思います。タクシーで効率よく稼ぐためには空車率を下げることがとても大切です。

そこで今回はタクシーの空車率について詳しく解説します。乗車率との関係や空車時間を減らすためのテクニックもお伝えするので、タクシー会社への転職を考えている方だけでなく「売り上げに伸び悩んでいる…」という現役タクシードライバーの方まで参考にしてください。

この記事を読んだらわかること

☑︎タクシードライバーなら知っておくべき「空車率」「実車率」とは
☑︎稼げるドライバーの空車率、実車率の目安
☑︎空車率を減らすためのコツや工夫

空車率と実車率の関係

まずは前提となる知識をおさらいしておきましょう。タクシーにおける「空車率」と「実車率」がなんなのかについて解説していきます。

空車率はその名の通り空車距離の割合を示す

空車率を簡単に表現すると「お客さんを乗せていない距離の割合」のことです。「空車率が高い=営業のムダが多い」ということになるので、その場合は改善が必要になります。基本的にタクシー業界ではこの空車率、そして実車率が輸送効率の指標として使われています。

走行距離 – 空車率 = 実車率

もう一つの指標である実車率は、空車率の逆をさします。つまり「どのくらいお客さんを乗せて走っているか」を割合で示したもので、「走行距離 – 空車率」で計算できます。実車率の平均は40〜60%が平均的な数字となっています。

一般的に実車率が50%を下回ると輸送効率が悪いとされる

単純に実車率が高ければ効率よく稼げているということになります。ではどのくらいが目安か?というと、実車率が50%を下回ると輸送効率が悪いといわれています。具体的には稼いでる人で60%、稼げない人で40%程度が相場です。

【余談】回転率はお客さんを勤務時間内に何回乗せたかの割合

ちなみに似たような言葉で「回転率」というものがあります。これは何かというと、「お客さんを勤務時間内に何回乗せたか」の割合をさしています。一回あたりの乗車で距離が短いこともあるため、稼ぐ金額とは必ずしも比例しないところがポイントです。

空車率を減らすために現役ドライバーが意識しているコツ

「空車率が高いと効率よく稼げていない」ということを解説しました。現役タクシードライバーは常にこの空車率を下げるための工夫をしています。ここではそんな「空車率を下げるコツ」について紹介します。結論としては、空車率を下げるためには「営業の立ち回り」が最も重要といえるでしょう。

そのための対策を以下で解説します。「拠点営業と行先営業の違い」や「営業開始前の目標の立て方」といった具体的な内容でお伝えしていくので、ぜひ参考にしてください。

拠点営業と行った先営業の違いを意識する

タクシーの営業には大きく分けて2つあります。

  • 拠点営業…自分の得意なエリアを決めて、そこを起点に営業する
  • 行った先営業…送った先で次のお客さんを見つける

このうち、効率よく稼げる可能性があるのは行った先営業です。なぜなら拠点営業の場合、お客さんを送り届けたらいったん空車で拠点まで戻る必要があります。それに比べて行った先営業をうまく意識できると、お客さんを常に乗せた状態で営業できるため効率が良いのです。

営業開始前に1日の売上目標を決めておく

これはどちらかというとメンタル面のコツになります。仕事を始める前に目標額をあらかじめ決めておいて、逆算しながら営業をおこなうやり方です。常に緊張が生まれて営業の質がアップし、お客さんを効率よく獲得することにつながります。

左側車線をゆっくりと走行する

これは基本中の基本になりますが、タクシーを探しているお客さんを逃さず見つけるなら左側車線をゆっくりと走りましょう。コツとしては左目で歩道を確認しながらゆっくり右目を使って運転するようなイメージです。
当然のことながら、左側を走っていた方がお客さんにとってもこちらを見つけやすく、呼び止めやすいメリットがあります。

信号停止時は左車線最前列をキープする意識

信号で止まる時はできるだけ左車線最前列をキープしましょう。こうすることで、交差点でタクシーを待っているお客さんをゲットしやすくなります。ただ、都内や大きな幹線道路では路上駐車も多く、キープレフトはなかなかできません。あくまでも「意識して左側を走行する」と考えるのがおすすめです。

ライバルを前に置かない

ここでいう「ライバル」とは他の空車タクシーのことです。せっかくお客さんを見つけたとしても、前に別のタクシーがいれば高確率で先に取られてしまいます。もし前に空車タクシーがいるなら、距離をとって走るか進路を変えてみてください。常に自分が先頭になるような走り方をしましょう。

リムジンバスや空港直行バスを追ってみる

リムジンバスや空港直行バスには荷物の多いお客さんがたくさん乗っています。つまり、バスを降車したあとはタクシーで移動する確率が高いです。これらのバスを見かけたら追い越さずに、後ろについてみることをおすすめします。

トンネルや橋はノーチャンス

トンネルや橋はそもそも歩いている人(=お客さん)がいません。空車時は避けたほうがいいでしょう。同じように、自動車専用の道路(陸橋やアンダーパスなど)はできるだけ通らないようにすることをおすすめします。

渋滞エリアからはなるべく離れる

トンネルや橋と同じように、道路が渋滞している場合はタクシー待ちの人があまりいません。歩いている人がいたとしても、わざわざ渋滞している道路でタクシーに乗ろうとは思わないはずです。渋滞しやすいポイントや時間帯はしっかり把握しておき、空車時は避けるといいでしょう。

昼夜の時間帯で稼げるエリアが違うことを認識しておく

「人がタクシーを使いたくなるのはどういった場合か?」を考えると、時間帯によって稼げるエリアが違うことが見えてくるはずです。つまり朝・昼であれば通勤や営業の人が多く移動するので、オフィス街や住宅街が狙い目といえます。夜であれば飲食して帰宅する人が多いので繁華街がおすすめです。

【番外編】さらに稼ぎたいなら会社を変えてみるのも一つの選択肢

タクシーで効率よく稼ぐコツをお伝えしてきましたが、とはいえ現在の職場の営業エリアがある程度決まっている場合、あまり勝手に動いてしまうのは良くありません。会社によって待遇も違うため、頑張ってもなかなか収入に結びつかないことがあるでしょう。そんな場合、さらに稼ぐにはいっそのこと会社を変えてしまうのも一つの方法です。多くのタクシー会社は運転手を必要としています。もしあなたが現役のタクシードライバーなら即戦力として歓迎されるでしょう。別のタクシー会社への転職も、この機会に視野に入れてみてはいかがでしょうか。

【まとめ】タクシーの空車率を下げるためにはコツが必要!

今回はタクシーの空車率について詳しく解説しました。なんとなく営業するよりも、数字を意識することで目標を持って仕事に取り組めます。モチベーションの維持にもつながるため、ぜひ空車率・実車率を把握しながら営業してみてください。また、今回紹介した「稼げる現役ドライバーが意識しているコツ」も取り入れてみるといいでしょう。もしタクシー会社を変える必要があると感じる場合は、一度専門のコンサルタントに話を聞いてみるのがおすすめです。非公開求人情報を案内でき、月収50万円以上を達成するためのコンサルティングもついてきます。興味のある方は記事下部のリンクから詳細を確認してみてください。

この記事のまとめ

☑︎タクシーの空車率とは総走行距離のなかで「お客さんを乗せていない距離」のこと
☑︎稼げるタクシードライバーは実車率と空車率を常に意識している
☑︎実車率50%を下回る場合は改善が必要
☑︎コツやポイントをおさえることで空車率・実車率は改善できる
☑︎タクシー会社を変える必要があるなら専門コンサルタントへ相談しよう
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