個人タクシーでクレーム受けたら誰も助けてくれない?運転手のトラブル事情とサポート体制

タクシー会社所属のドライバーであれば、万が一お客様からクレームを受けたとしても会社が解決に向けて動いてくれますしドライバーへのフォローもしてくれるでしょう。それでは、個人タクシーのドライバーの場合はどうなのでしょうか?今回は、個人タクシーのドライバーはトラブルやクレームがあった場合にどうなるのかをご紹介します。個人タクシーで稼ぐメリット・デメリットがよくわかる内容となっていますので、将来独立も視野に入れてタクシー業界へ転職したいという方はぜひ参考にしてください!

この記事を読んだらわかること

☑︎そもそも個人タクシーとは?企業タクシーとどう違う?
☑︎個人タクシーで受けたクレームはどこへ行く?
☑︎個人タクシーならではのメリット・デメリット
☑︎個人タクシーで稼ぐために今できる準備とは?

そもそも個人タクシーとは?企業タクシーとどう違う?

早速ですが、個人タクシーとタクシー会社に所属して稼ぐドライバーとは何が違うのでしょうか。ここでは個人タクシー事業を開業するための条件などについてお伝えしていきます。個人タクシーとはそもそもどのような仕事なのかを、ここでチェックしていってください!

個人タクシー事業を興すための条件とは?

個人タクシーを開業するためには、クリアしなければならない厳しい条件があります。その条件は開業申請時の年齢区分に応じて定められていますので以下にご紹介します。なお、個人タクシーは申請時65歳未満でないと開業申請ができません。

・申請時35歳未満の場合
申請前に、10年以上同一のタクシー会社等で継続的にドライバーとして働いた実績がある。またその期間中無事故・無違反であった。
・申請時35歳以上40歳未満の場合
申請前に、10年以上自動車運転がメインの仕事に10年以上携わり、そのうち5年以上タクシーやハイヤー業務を行っていた。申請する営業区域で継続的に3年以上タクシーおよびハイヤー業務に携わっていた(他にも細かな規定あり)。
・申請時40歳以上65歳未満の場合
申請日以前の25年間の中で自動車運転業務がメインの仕事に10年以上携わっており、申請する営業区域で申請日以前の3年間のうち2年以上タクシーおよびハイヤーの事業所でドライバー業務を担っていた(他にも細かな規定あり)。

個人タクシー限定の資格はある?

個人タクシーを開業したい場合、開業の申請をする前の事前試験をまず受けて、それに合格してから申請をし、さらに申請後に試験を受けて合格する必要があります。しかも法令問題・地理問題ともに合格ラインは9割以上正解と大変難易度の高い試験です。ただし、申請する営業区域内で10年以上タクシードライバーとして働いてきた方で申請日以前5年間以上無事故無違反だった場合など、地理試験が免除される方もいます。

個人タクシー運転手の働き方は?

希望を出せるにしても、会社が決めるシフトに従って勤務する法人タクシーのドライバーとは異なり、個人タクシーのドライバーは乗務時間も休日も全て自分の自由に決めることができます。収入=売上ー必要経費なので、売上目標や成果に応じて働き方を好きなようにコントロールすることが可能です。

個人タクシーで受けたクレームはどこへ行く?

法人タクシーのドライバーは、お客様とのトラブルやクレームから会社が守ってくれますが、独立して個人タクシーを開業した場合、クレームを受けた時などはどうすれば良いのでしょうか?ここで解説します!

企業タクシーは会社がクレーム対応!個人タクシーは?

個人タクシーのドライバーがもしお客様等からクレームを受けた場合、事業所に直接連絡があって苦情を聞くなどすれば自らそのクレームに対処しなければなりません。ただし、車内で苦情を言えなかった乗客が後になって所属会社に電話でクレームをされるように、個人タクシーの場合もドライバー本人ではなく、営業エリアの個人タクシー協同組合などに連絡されるケースが多く見られます。個人タクシー協同組合は全国各地にありますが、個人タクシー開業に関するサポートや無線配車、さらにはタクシーチケットやクレジット払いの未回収金の換金などまでを幅広く支援してくれる頼れる団体です。月額の固定費は必要ですが、安心して乗務するためには加盟必須と言えるでしょう。

個人タクシーで実際にあったクレームとは?

個人タクシーのドライバーも、法人タクシーのドライバーと同様にさまざまなことでクレームを受けます。タクシーへのクレームで最も多いのが道を知らなかったことや道を間違えたことに対するもの。高齢の個人タクシードライバーが若者に人気のスポットを知らなかったりして乗客に不満を持たれることもあります。

また、無愛想や高圧的など接客態度の悪さもクレームの対象になりやすいものです。ベテランばかりの個人タクシー運転手の中には、緊張感を欠いた態度でお客様にご不快を与えてしまう場合があります。また、意外と多いのが乗客からではなく、追い越しや車間距離など運転マナーに対する一般ドライバーからの苦情です。

個人タクシーならではのメリット・デメリット

せっかくタクシー業界に転職するなら、効率的に稼げる個人タクシー開業を目標にするのもおすすめです。ここでは、個人タクシーで稼ぐ場合のメリット・デメリットについて解説します!

個人タクシーで働くメリット

個人タクシーのドライバーは、売上がそのまま収入になります。タクシー会社に勤務しているドライバーは歩合制給与なので、一定の分配率で売上を会社に計上しなくてはなりません。全て収入になると言っても、もちろん経費を差し引いた額ではありますが、分配がない分だけ効率的に稼ぐことができます。また、勤務形態が自由なので快適に働けます。始業・終業時間はもちろん、休憩や休日の取り方も自分しだいです。75歳までは好きなだけ常務できますし、通勤に時間をかけなくて済むのも魅力です。

個人タクシーで働くデメリット

個人タクシー最大のデメリットは、売上がそのまま収入となることです。これはメリットであると同時にリスクに直結します。と言いますのも、病気やケガなどで休業せざるを得ない場合などは自ずと収入がなくなりますし、会社勤めと違って賞与や福利厚生もありません。経理・労務・整備に関する事務作業なども全て自分で行わなければならないこともデメリットと言えるでしょう。

個人タクシーで稼ぐために今できる準備とは?

タクシー会社によっては定年制をしいている一方で、個人タクシーには定年がありません。もちろん75歳がリミットではありますが、引き際を自分で決めることができ、それまでは自分のペースで効率的に働くことが可能です。法人タクシーで身につけたノウハウを活かしてしっかり稼げる個人タクシーを開業するには、独立したい営業エリアで長期にわたって法人タクシーのドライバーとして無事故無違反で従事する必要があります。

一つのタクシー会社に長く勤務し続けるには、転職する時に優良な会社選びを成功させておくことが重要です。優良な会社とは人によって定義が違いますが、一つ言えることは、自分が希望する条件を備えた会社がベストな転職先だということです。給与なのか教育・研修システムなのか福利厚生なのか、まずは自分が何を優先するのかを見極め、その条件に強い会社を選びましょう。

選び方がわからない方は、表面的な情報を提供している閲覧サイトなどだけに頼らず、タクシー業界を知り尽くしたプロのコンサルタントにご相談されることをおすすめします。プロタクは一人一人の転職希望者にぴったりのタクシー会社選びはもちろん、業務に関する研修や有益な情報の共有など、多角的にあなたをサポートします!

【まとめ】個人タクシーは責任が重いが稼げる!

個人タクシーはあらゆる業務に自らあたらなくてはならないですし、そもそも開業までには高いハードルがあります。しかし同時に、長年培ってきたノウハウを活かして効率的かつ安定的に長く稼ぐことのできる非常に魅力的な仕事です。協会からのサポートも受けられるので、せっかくタクシー運転手になるのなら、ぜひとも目標としたいところです。今からタクシー業界に転職される方は、ご自身の現在の年齢から逆算し、少しでも長く現役で個人タクシー事業を運営できるよう、まずは所属するタクシー会社選びで失敗しないように注意してくださいね!

この記事のまとめ

☑︎個人タクシーは厳しい条件を満たしたベテランドライバーにのみ開業が許される
☑︎個人タクシーは付帯業務も全て自己負担だが売上がそのまま収入になる(経費は除く)
☑︎個人タクシーに対するクレームは個人タクシー協会に向けられることも多い
☑︎個人タクシー開業も視野に入れてタクシー運転手に転職するなら会社選びは失敗できない!
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