タクシーチケットとは?使い方や仕組みを解説します

冠婚葬祭の行事や、取引先からの接待などに参加する人はタクシーチケットを受け取る機会があるかもしれません。名前だけは知っていても、具体的にどのようなものなのか、どうやって使うのかを知らない人も最近は多いです。

タクシーチケットは使用する上で色々なルールや制約があります。そこで今回の記事ではタクシーチケットの使い方や仕組みについてを解説していきます。いざタクシーチケットを使う場面になったときに慌てないためにも、取り扱い方を理解しておきましょう。

また、タクシー運転手がお客様からタクシーチケットを受け取ったときの対応方法も合わせて紹介しているので、ドライバーの人もぜひ参考にしてください。

この記事を読んだらわかること

☑タクシーチケットの種類や仕組み
☑タクシーチケットの使い方
☑タクシーチケットを利用するメリット
☑タクシー運転手がタクシーチケットを受け取ったときの対処法

タクシーチケットとは?

ではタクシーチケットとはどのようなものなのでしょうか?ここではタクシーチケットの仕組みや種類について解説をしていきます。

タクシーチケットは”乗車券”

タクシーチケットは簡単に言うと「タクシーの乗車料金の代わりとなる券」です。冠婚葬祭や接待の帰りなど、主にお客様に渡されることが多く、交通費を渡す手段として用いられます。首都圏であれば、芸能人や有名人が事務所から支給されたタクシーチケットをよく利用しています。

タクシーチケットを提示した乗客は、基本的にはタクシーの料金を支払う必要がありません。利用料金に制限が掛けられているタクシーチケットもありますが、おもてなしのために渡されるものなので、たいていは足りるように金額が設定されています。

なのでタクシーチケットを受け取ったときには、料金のことは気にせずタクシーを利用してもらって問題ありません。

一括後払いのタクシーチケット

タクシーチケットの種類として、最も主流なのが一括後払い形式のタクシーチケットです。こちらは料金が後払いで契約者のもとに一括で請求される仕組みになっています。なおタクシーチケットは全てのタクシーで使えるわけではありませんので、利用の際には注意が必要です。

タクシーチケットには金額が無制限で使えるタイプのものと、利用金額に上限が決められているものがあります。利用区間や金額は後から請求先に開示されますので、無制限であっても無茶な使い方をするのはマナー違反です。

タクシーチケットの券面には有効期限が記されており、その期限内でのみ利用することができます。交通費の代わりとして渡されたものであれば、その日のうちに利用する人が大半ですので、特に有効期限を気にする必要はありません。

プリペイド方式のタクシーチケット

タクシーチケットのもう一つの種類がプリペイド方式のタクシーチケットです。こちらは厳密には「タクシークーポン」と呼ばれるもので、チケットとは違って前払いのシステムになっています。

プリペイド方式のタクシーチケットは「5,000円」「10,000円」というように、あらかじめ金額が決まっていますギフト券のように利用に掛かった分だけをタクシー運転手に渡して現金の代わりにするタイプのものと、残高がゼロになるまで繰り返し使えるタイプのものがあります。

プリペイド方式のタクシーチケットもお手軽に使える便利なものなのですが、偽造による不正利用が相次いだことから最近では発行自体が減ってきている状況です。

タクシーチケットの使い方

それでは実際にタクシーチケットを利用する際の手順を解説していきます。

利用できるタクシーを確認する

まず初めにタクシーチケットを利用できるタクシーを確認する必要があります。タクシーチケットは全てのタクシーで使えるわけではなく、例えばタクシー会社が個別で発行しているものであれば、そのタクシー会社でのみ利用することができます。タクシー組合や協会が発行しているチケットなら、その組合に所属している複数のタクシー会社で利用することが可能です。

また、クレジットカード会社が発行しているタクシーチケットもあります。こちらも加盟しているタクシー会社でのみ利用が可能ですので、注意しなければなりません。

いずれにせよ、タクシーチケットはどのタクシーでも使えるわけではありませんので、心配なときは乗車前にタクシー運転手にチケットを利用できるかどうか確認を取るのがベストです。

チケットの内容を確認する

それでは次にチケットの券面から内容を確認します。ここで必ず確認しておかなければならないのが有効期限と上限金額です。有効期限を過ぎているタクシーチケットは利用することができませんが、渡されたものをその日のうちに使うのであれば特に心配はいりません。

上限金額についても同様です。駅までの区間や、自宅までの区間など、常識の範囲内での乗車ならば足りるような金額が設定されているはずですので、基本的には心配いりません。ただし念のため利用前にチェックだけはするようにしておきましょう。

降車の際に必要事項を記入する

目的地に到着し、タクシーチケットで精算をする際には券面に必要事項を記入しなければいけません。チケットに記入する項目は利用日付、乗車区間、利用料金、本人署名の4項目です。高速道路を利用した場合、運転手が立て替えた分の高速道路料金も記入をします。

なおタクシーチケットの必要事項はタクシー運転手ではなく、乗客が記入するルールとなっています。

利用する区間があらかじめ決まっているのであれば、先に料金以外のところを記入しておくと精算がスムーズに終わります。急いでいるときなどは乗車中にでも必要な項目を記入しておくようにしましょう。

チケットを運転手に渡す

必要事項の記入が終わったら、タクシーチケットを運転手に手渡しします。記入した内容に特に問題がなければそれで精算は終わりです。支払いは契約者が後日行うため、チケットを渡した後はそのまま降車してもらって大丈夫です。

万が一、タクシーチケットの上限金額を超えてしまった場合のみ超過分を現金など別の方法で支払う必要がありますので注意しましょう。

以上がタクシーチケットの基本的な使い方になります。チケットの券面に必要事項を記入するだけなので、使い方さえ分かっていれば現金支払いよりも楽に精算が終わります。

タクシーチケットのメリット

次に、現金ではなくタクシーチケットで支払いを精算するメリットを解説していきます。

タクシー料金の精算が簡単

タクシーチケットを利用する最も大きなメリットは、現金を使用しないため精算がスムーズに終わるということです。あらかじめ必要事項の記入を済ませておけば、降車の際にはチケットを渡すだけで精算が終わります。

また、会社でタクシーチケットを利用する場合、領収書を毎回切らなくて済むという利点もあります。タクシーの利用料金は後払いでの一括請求なので、会社としても楽に出費の形状をすることができます。

接待での利用に便利

タクシーチケットは接待での交通費の代わりとしてよく利用されます。

タクシーチケットは昔から接待の中の一つの文化として浸透しているため、会社のクライアントや冠婚葬祭のお客様にタクシーチケットを渡すと喜ばれますし、好印象を残すこともできます。

接待の相手への感謝の意を示すためのものとしてもタクシーチケットは非常に便利です。

【タクシー運転手向け】タクシーチケットを受け取ったときの対応

最後にタクシー運転手の人に向けて、タクシーチケットをお客様から受け取ったときの対応方法を解説していきます。

お客様に必要事項を書いてもらう

タクシーチケットを受け取る際の注意点として、券面の必要事項はお客様自身に書いてもらう必要があるということを念頭に置いておきましょう。こちらは、タクシー運転手がメーター料金を増額して記入することで自身の売上を増やそうとする不正行為を防ぐことが目的です。

タクシー運転手が記入したことが会社に知られるとトラブルに発展しかねません。もしお客様に記入を丸投げされた際には料金のところだけでも書いてもらえないかどうかお願いしてみてください。

それでも全ての記入を投げられることもありますので、ドライブレコーダーなどでお客様とのやり取りを残せるようにしておくなどの予防策を立てておきましょう。

領収書の発行はできない

タクシーチケットはクレジットカードやプリペイドカードなどと同様に、業務終了後は未収金の一つとして処理をします。タクシーチケットが渡された段階では厳密にはまだ精算が完了していないため、お客様に領収書を発行することはできません。

なので領収書の発行を求められた際には、発行できない理由をきちんと説明してあげる必要があります。タクシーチケットは後払いであるため、その場で領収書の発行をすることはできないという旨を伝えてあげましょう。

不正には気を付ける

タクシーチケットを利用するお客様の中には、乗車区間をごまかして記入をしようとする人もいます。例えば会社から渡されたタクシーチケットで、決められた区間外での利用をしてしまった場合などに多いです。

タクシーチケットに記入された項目は、契約者のもとへ後から全て送付されますので、不正を行ってもすぐにバレてしまいます。するとタクシー運転手も不正に加担したと見なされてしまいますので、記入された内容はよくチェックしごまかしがないかを確認してください。

タクシーチケットのトラブルに巻き込まれないためにも、正しい取り扱い方をしっかりと把握しておきましょう。

【まとめ】タクシーチケットの仕組みを理解しておこう

タクシーチケットは、冠婚葬祭や接待などのシーンで交通費を渡す手段として利用されることが多いです。いざタクシーチケットを利用する場面になったときに慌てないためにも、あらかじめ仕組みや使い方を理解しておくことが大切です。とはいえ基本的な使い方は必要事項に記入をしてタクシー運転手に渡すだけなので、特に難しいものではありません。

また、タクシー運転手の仕事をしている人は、お客様からタクシーチケットを受け取る機会が必ずあるはずですので、対応方法を正しく身につけておきましょう。特に不正利用には注意し、トラブルにならないよう気を付けてください。

この記事のまとめ

☑タクシーチケットはタクシーの乗車券のようなもの
☑冠婚葬祭や接待などで利用されることが多い
☑必要事項はお客様自身が記入をする
☑タクシーチケットで領収書の発行はできない
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