失敗の多かったタクシードライバーが生まれ変わったきっかけとは?稼ぐ意識と責任感

タクシー業界への転職を検討している方にとって、勤務中に起こり得る失敗への不安はつきものですよね。ですが、タクシードライバーもいろいろなミスや反省を乗り越えながら一人前になります。そこで今回は、タクシー業界への転職を検討されている方へ向け、実際のタクシードライバーの失敗談とその失敗を克服したきっかけや行動をご紹介します。タクシー業界では実践の場の経験談が非常に役立つので、今後タクシー運転手に転身して稼ぎたいという方はぜひ参考にしてくださいね!

この記事を読んだらわかること

・失敗ばかりしていたタクシードライバーのAさん
・Aさんが売り上げを立てるために行った4つのこと
・成功する稼げるドライバーに共通するポイント

失敗ばかりしていたタクシードライバーのAさん

今回、失敗談をご紹介するのは、現役タクシードライバーである筆者の同僚乗務員Aさんです。Aさんは一定以上の社会経験を積んでからタクシー業界に入った典型的な転職組で、はじめのうちは見るからにやる気のないドライバーでした。ここではまずAさんの人となりや失敗談をご紹介します!

40歳で転職してきた未経験組

Aさんは自動車ディーラーで営業マンとして長年活躍していましたが、業績不振によるリストラの対象となり、15年以上貢献してきた会社を退職せざるを得なくなりました。結婚して3年足らずだったAさんは、このままではいけないと一念発起し、自分の頑張り次第で収入を上げられると聞いたタクシードライバーへの転職を決めたのです。

ドライバー未経験だったとはいえ、自動車に関する知識や営業マンとしての実績があったので最初は自信満々だったと語るAさんは、常に驚くような売上を叩き出している先輩を尻目に、なかなか成果を出せませんでした。右も左もわからないタクシー業界では、前の営業職経験をどう業務に活かせばいいのかわからず、たいへん戸惑ったそうです。

営業部のリーダーにまで上りつめながらリストラの憂き目に合ったことが、知らない間にAさんから自信を奪っていたのかもしれません。また、奥さんに一定水準の収入があったことから、何が何でも稼ぐという意識も生まれにくかったのだとか。なかなか思うように売上を出せない日々が続く中でやる気を失う一方だったAさんは、勤務態度もみるみる悪くなっていったのです。

やる気も無ければ売り上げも最底辺の”お荷物ドライバー”

自信もやる気もなくして開き直った様子のAさんは、売上アップへの努力をしないドライバーとして会社から冷ややかな視線を送られるようになっていきました。また、営業上の失敗や改善点などを真摯に反省しないため、最初は声をかけてくれた周囲の同僚や先輩にも愛想をつかされ、距離を置かれるようになってしまったのです。

Aさんは「人生を立て直すためにタクシードライバーに転職したのに、こんなはずではなかった」と内心悔やんでいたといいますが、一度萎えてしまった気持ちを奮起させるのは難しいことです。最終的には勤務時の接客態度にも悪影響が出てしまい、会社にクレームが寄せられる事態にまで発展しました。

Aさんの人生を変えたきっかけ

前職をリストラされ、失意の中でタクシー業界に転職したAさんは、思うような売上が出せずにやる気を失い、勤務態度や接客態度が悪くなるなどさらなる悪循環に陥ってしまいましたが、いくつかの出来事をきっかけに一念発起します。ここでは、Aさんが失敗をもとに立ち直りタクシードライバーとして成長し始めたターニングポイントをご覧ください。Aさんが奮起したきっかけは以下の3点です。

・父親になった
・奥さんが体調を崩し働き手が自分だけになった
・自分が大黒柱として稼がなければいけない状況になった

それでは、それぞれのきっかけについて詳しく見ていきましょう!

父親になった

結婚して3年余りが経過していたAさんですが、なかなか稼げないタクシー運転手をこのまま続けるべきかどうか悩んでいた時に、奥さんの妊娠が判りました。タクシー会社を辞めるに辞められなくなったAさんは、出産・育児の準備段階でかかるさまざまな出費に戸惑いながら、今後はもっと子供にお金がかかることを自覚し始めます。Aさんはここで初めて、タクシー運転手を辞めて再々就職するか、続けるなら続けるで稼げるようになるか、どちらかを選ばなくてはいけないと気づいたのだといいます。

奥さんが体調を崩し働き手が自分だけになった

Aさんの奥さんは数ケ月の産休後に職場復帰することになっていましたが、産後に高血圧の症状が続いたため、通院治療と安静が必要となり、職場復帰の見通しが立たなくなりました。タクシー運転手の仕事に見切りをつけ再々就職をしようかどうしようかと迷っていたAさんは内心、「もし辞めるとしても、就職活動の間は奥さんの収入がある」と楽観していました。しかし、一家の働き手が自分だけになった以上、すぐにタクシー運転手を諦めるわけにはいかなくなったのです!

自分が大黒柱として稼がなければいけない状況になった

奥さんの妊娠・出産を経て父親となり、さらに奥さんの職場復帰が不可能になったことをきっかけに、Aさんはそれまでいかに自分自身が奥さんや周囲の人に甘えていたのかを思い知ります。リストラされて落ち込んでいたことで家族にとって腫れ物のようになっていた自分に気がつき恥じたのです。そこからのAさんは別人のように必死になりました。自動車会社の営業マン時代の栄光を思い出し、まずは接客態度と職場での態度を改めたのです。Aさんの変貌ぶりには、周囲の誰もが驚きました!

Aさんが売り上げを立てるために行った4つのこと

転職後振るわなかったタクシー運転手にもう一度人生を賭けることになったAさんは、その後の努力により、以前からは想像もつかないほど稼げるタクシー運転手へと成長していきました。このような飛躍の陰にはAさんが心がけた以下の4つの行動があります。

・自分の置かれた環境で稼ぐ決意を固めた
・失敗したことを省みて業務改善に繋げた
・稼げる先輩ドライバーの助言を求めた
・乗ってくれるお客さんに感謝をするようになった

それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう!

自分の置かれた環境で稼ぐ決意を固めた

Aさんに一番足りなかったものは、タクシー運転手として身を立てる覚悟でした。前職での経験や肩書き、実績などがつまらないプライドとなり、初心者としてがむしゃらに頑張る思いにブレーキをかけていたのかもしれません。反省し再スタートを切ったAさんはプライドを捨て、たくさん稼いでいる憧れの同僚の売上に追いつくことを目標として努力することを決意したのです!

失敗したことを省みて業務改善に繋げた

このままではいけないと気づく前のAさんは、業務中に起こした失敗やうまくいかなかったことを放置していました。どうせ頑張っても売上など伸ばせないと諦めていただけでなく、タクシードライバーの売上は運しだいなのではないかと勝手に決めつけていた節もあるといいます。しかし、心を入れ替えたAさんは、失敗点や売上が悪かった日の反省点、さらに改善案などをノートに記録していくようになりました。この反省・分析・改善の効果は始めてすぐには現れなかったものの、やがて気が付くと改善のための行動が実を結び、売上はうなぎ上りに上昇し始めたのです!

稼げる先輩ドライバーの助言を求めた

つまらないプライドを捨てて本気を出したAさんは、会社で一番稼いでいる先輩ドライバーに頼んで営業面でのアドバイスを受けました。以前のAさんは群れることがかっこ悪いとでもいうように先輩にも同僚にも自分から近づくことはしなかったため、先輩は驚きつつもそのやる気を買い、ご自分の知るノウハウを惜しみなく伝授してくれたのだそうです!

乗ってくれるお客さんに感謝をするようになった

売上が上がらず腐っていた頃のAさんは、気に入らない乗客に対してあからさまに不快感を見せるほど、お客様への敬意も感謝も持っていなかったといいます。しかし、営業を頑張るにつれ、そもそもタクシーを利用してくれるお客さんがおられなければ利益はないのだという当たり前の前提を思い出し、心からお客様に感謝するようになったのです。それに伴い接客態度は見違えるように改善され、その仕事ぶりや人柄が支持されてリピーターや指名をくださる顧客、引いては配車率なども増加していきました!

成功する稼げるドライバーに共通するポイント

稼げるタクシードライバーの仕事ぶりを見ていると、4つの重要な共通点があることがわかります。ここでは、タクシー業界で成功したドライバーに見られる共通点をご紹介します。4つのポイントは以下の通りです。

・何がなんでも「稼いでやる」という意思を持っている
・常に効率を考えて営業を行っている
・稼げる環境に身を置いている
・タクシードライバーとしての誇りを持っている

何がなんでも「稼いでやる」という意思を持っている

「稼ぐぞ!」という意思の強い人は実際に稼げる傾向にあります。稼げない人は現状に満足していたり、どうせ理想通りになんか稼げないと諦めていたりするなど、結果を出すことに対して消極的です。まずは「絶対に稼ぐぞ」という決意が実際の行動に繋がっていくので、稼ぎたい人はその強い意思があるのかどうか自問してみましょう!

常に効率を考えて営業を行っている

タクシー運転手はただ乗り場で待機していたり道を適当に流していたりしても、当然収益は上げられません。「どの時間帯にどこへ行き、その後はどうするのか。休憩はどの時間帯に取るのか」など、少しでも実車率を高められるよう常に営業効率を優先させながら行動しているものです!

稼げる環境に身を置いている

稼げるドライバーは、稼げる環境作りにも余念がありません。タクシー需要の豊富な稼げる地域でタクシー運転手になる選択をしたり、稼ぐためのノウハウを持った大手タクシー会社への入社および転職を決めたり、夜勤や隔日勤務を積極的に選んだりするなど、稼げる条件を整えることにも抜かりがありません。

タクシードライバーとしての誇りを持っている

タクシードライバーは転職経験者が圧倒的多数を占めます。転職組の中には、前職で得た実績・肩書き・実績などにとらわれ、変なプライドが邪魔をして初心者になりきれず、がむしゃらに努力できないという方もいます。どんなに社会経験豊かでも、タクシー運転手としては未熟だという謙虚な気持ちと素敵な職業に就けたという誇りを忘れず、ひたむきに努力することで道は拓けます!

【まとめ】1度失敗しても意識変えればチャンスはたくさんある

転職してタクシードライバーになった方が、最初営業が軌道に乗らないことで不貞腐れて失敗してしまうことは決して珍しくありません。ですが、そうしたピンチをチャンスに変えることができるのは自分自身しかいないのではないでしょうか?お客様への感謝や謙虚さを忘れず、周囲のアドバイスに耳を傾けながら、稼げるタクシー運転手になるための意識作りからまずは始めてみましょう。稼げるノウハウを持ったタクシー会社に転職することも、稼げるかどうかを決める重要な要素です!

この記事のまとめ

・40歳でタクシードライバーに転職したAさんは謙虚に努力する姿勢をプライドが邪魔して失敗した
・失敗しても反省して業務姿勢を改善すればいつからでも成長できる!
・絶対に稼ぐという意思や日々の分析・改善があれば稼げるドライバーになるチャンスが誰にでもある!
・稼げるタクシー会社に転職するなど環境の整備も重要!
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