接客が苦手なタクシー運転手に教えたい15のコツ

タクシー運転手として接客スキルはとても重要な要素です。
2015年の国土交通省の資料では、タクシーを利用する人へのアンケート結果で「接客の丁寧さ」が重要ポイントとして含まれています。

とはいえ、タクシーには毎回新しいお客さんが乗ってくるため、緊張したり会話が上手くいかなかったりしますよね。

「お客さんに喜ばれるような接客を身につけたい」
「売上が増える接客のコツが知りたい」

このように思っているタクドラの方も多いはずです。
そこで今回は、タクシー運転手として覚えておきたい接客のコツをまとめて15個紹介します。

たとえ苦手であっても、接客スキルは磨けば誰でも身につきます。
これからお伝えすることを、ぜひ実践してみてください。

この記事を読んだらわかること

☑︎タクシーは接客業であるということ
☑︎タクシー運転手なら覚えておきたい15の接客のコツ
☑︎「接客がうまくなると仕事が楽しくなる」という話

タクシーの仕事は接客業!

世間的には、タクシーの仕事はお客さんを運ぶ「運輸業」だと思われているかもしれません。
しかしタクシーの仕事は接客業です。ただ目的地に行ければいいわけではなく、現代のお客さんは「快適な車内空間」を求めています。

ここでは、タクシー運転手として接客がうまくなるメリットをお伝えしていきます。

接客がうまいと、選ばれる運転手になれる

タクシーを利用する際、お客さんはドライバーを指名することができます。

指名が入るようになれば固定売上を確保できるため、閑散期やたまたまお客さんが少ないタイミングでも実車率を下げずにすみます。
タクシーの給料は歩合制なので、どうしても手取り額が不安定になりがちです。そんな時にお客さんから指名が入れば、安定した給料をもらい続けられるわけです。

では指名されるにはどうすれば良いかというと、やはり「うまい接客」ができるかどうかです。
”またこの人の運転で乗りたいな”と思ってもらえるような温かい接客が、お客さんの心を動かすわけですね。

お客さんとの関係が良好だと仕事がしやすい

お客さんに好印象を持ってもらえれば、車内がお互いにとって快適な空間となります。
これによって、多少の失敗も目をつぶってもらえるメリットがあるでしょう。

反対に悪い印象を持たれてしまうと、不穏な空気感になりがちです。
ちょっとしたことでお客さんを怒らせてしまい、クレームにつながってしまうかもしれません。
このように、タクシーの仕事をしやすくしてくれるのが、まさに接客スキルなのです。

【大公開】タクシー運転手の接客15個のコツ

タクシー運転手に大切な接客のコツを15個紹介していきます。
基本的なことも多いですが、とても重要なので参考にしてください。

その1:まずは挨拶をしっかりしよう

タクシー運転手の接客に限らず、最初の挨拶は第一印象としてとても大切ですよね。
明るく穏やかに『ご乗車ありがとうございます』と気持ち良く挨拶してください。

タクシーの狭い車内では、お客さんに対してほとんどが背中を向けての会話となります。
まず最初の挨拶で、あなたの良いイメージを作りましょう。

その2:お客さんに感謝の気持ちを持とう

タクシーの仕事では、1日中たくさんのお客さんを入れ替わり立ち替わり乗せます。
慌ただしさによってついつい忘れがちになるのが、お客さんへの感謝です。

タクシーの仕事で給料をいただけるのは、お客さんがいてこそです。
それを忘れず、一期一会のつもりで仕事に取り組みましょう。

それが自然と、お客さんへの丁寧な態度にあらわれるはずです。

その3:身だしなみはきれいにしておこう

接客業は身だしなみがとても大切です。

「人は見た目が9割」といわれるように、だらしない格好やヨレヨレのシャツは、それだけ
でお客さんを不快にしてしまいます。

清潔感のある身だしなみは好印象を与え、車内の空気感まで爽やかにしてくれるものです。
出庫前には鏡で全身をチェックし、「誰がみても清潔だ」という状態にしましょう。

その4:車内空間もきれいにしておこう

車内はお客さんが過ごす空間です。清潔で快適な状態にしておくべきですよね。

車内のにおいやシートの汚れ、床のゴミなどに常に気配りをしましょう。
お客さんが降りるたびに、車内を確認することも忘れないでください。

その5:正しい運転姿勢をしよう

タクシーの仕事は長時間の運転となるので、どうしても楽な姿勢をとりたくなりますよね。

しかし、あなたの運転する姿はお客さんから丸見えです。
だらしなく見えないように、いつでもカッコよく正しい姿勢で運転しましょう。

その6:相手が誰でも敬語で接しよう

お客さんがたとえ小学生や中学生でも、子供扱いしてはいけません。
どんなに年下であっても、ですます調の丁寧語で話しかけた方がいいでしょう。

お客さんである以上は必ず敬語を使うようにし、丁寧に接客してください。

その7:丁寧な運転を心がけよう

タクシー運転手は運転のプロです。いつでも「お客さんを乗せている」ことを意識して、丁寧に運転しましょう。

発車の時はできる限り声がけし、発進時、停車時、曲がる時などは丁寧にゆっくりと動くようにすればお客さんに安心感を与えます。
迅速に目的地へ向かうことも大切ですが、同時に乗り心地の良いスムーズな運転も心がけてください。

その8:荷物の出し入れはなるべく手伝おう

荷物の多いお客さんや高齢のお客さんの場合は、積極的に荷物の出し入れを手伝ってあげましょう。

思いやりの心を持って仕事に当たれば、お客さんから感謝されるドライバーになれます。

その9:積極的に会話しよう

タクシー運転手としてあまり慣れていないうちは、お客さんへの対応も少し緊張するものですよね。
ですが、それはお客さんも同じことです。ほとんどの場合はお互い初対面ですし、タクシーを使い慣れていないお客さんならどうやって振る舞えばいいか分からないかもしれません。

そこで、お客さんの緊張をほぐすような優しい会話をしてあげましょう。
タクシードライバーの中には会話が苦手な方も多いと思いますが、場数を積むうちに会話のスキルもだんだん身にきます。

その10:時には話しかけないことも大事

タクシーを使うお客さんは人それぞれ状況が違います。中には疲れている方、考え事をしたい方、眠い方、スマホをしたい方などもいらっしゃるでしょう。

そんな時は誰でも話しかけ羅れたくないものです。うまく空気を読んで、時にはお客さんをそっとしてあげましょう。

「空気を読むのは苦手だな‥」と思うかもしれませんが、これも慣れです。経験を積むうちに、お客さんの気持ちを素早く感じ取れるようになってきます。

その11:運転スキルを常に磨いておこう

タクシー運転手なら運転が上手なのは当たり前かもしれませんが、それに慢心せず、スキルを磨き続けましょう。

「お客さんを誰よりも安全に、早く、快適に目的地まで送り届ける」ということを意識してみてください。
質の高いサービスを提供することこそ最大の接客といえるのです。

その12:雨の日は傘をさしてあげよう

雨のひどい日はお客さんも乗り降りが大変です。
お客さんが乗車する時、降車する時にはすすんで傘をさしかけましょう。

あなたのその心遣いが、お客さんに感動を与えます。

さすがにここまでやれる運転手はなかなかいないはずです。
しかし他の人がなかなかできないサービスを実践すると、そこが差別化になるでしょう。

その13:お客さんをねぎらおう

タクシーを使うお客さんは目的があります。
急いでいるかもしれませんし、仕事中で忙しいかもしれません。中には疲れている方も多いはずです。

そんな方には一言、『大変ですね』とか『お疲れ様です』と声がけをしてねぎらいましょう。
その一言で、心くばりのできるドライバーとして好印象を持ってもらえます。

その14:酔っぱらいのお客さんもできるだけ丁寧に扱おう

酔っぱらいのお客さんはちょっと扱いにくいですよね。
タクシー運転手なら、酔っ払いのお客さんにまつわる苦労話がたくさんあると思います。

ですが油断せず、お酒の入ったお客さんも丁寧に扱ってください。酔っぱらっていても、タクシーでの対応は意外と覚えていたりするものです。
普段と変わらず思いやりのある接客をしていれば、酔いが醒めた後に感動してもらえることもあるかもしれません。

その15:素直に謝ろう

道を間違えるなど失敗した時は素直に謝りましょう。
横柄なお客さんから理不尽なことで文句を言われた時も、まずは謝ることをおすすめします。

不本意なこともあると思いますが、タクシー運転手は接客業であると割り切り、気持ちを切り替えてください。

接客に自信がつくとタクシーの仕事が楽しくなる

接客が上手になり、思いやりを持ってお客さんと接していれば、自然と良いお客さんに恵まれます。
信用も獲得して徐々に『選ばれるタクシードライバー』へと成長できるはずです。

お客さんに喜んでもらえると、やりがいが生まれて仕事も楽しくなってきます。
それが結果的には、収入アップや生活の安定につながっていくわけです。

仕事が充実するということは、人生が充実するということでもあります。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、自分の人生を豊かにするためにもぜひ接客を極めてみてください。

【まとめ】タクシー運転手として最高の接客を身につけよう!

今回はタクシー運転手に必要な接客のコツをお伝えしました。

そもそもタクシーは接客業だということを、この機会に振り返ってみて下さい。
まずはお伝えした接客15個のコツを1つ1つ実践し、毎日の業務に取り入れていただければと思います。

ちなみに、雰囲気の良いタクシー会社に勤めると、すでにまわりが接客のコツを実践している人ばかりなので、自然と接客スキルが身につきます。
逆に、雰囲気の悪い会社でいくら努力したとしても、結果が出ずに虚しくなるだけかもしれません。

もしも現在勤めているタクシー会社に疑問を感じているのであれば、思い切って転職も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

この記事のまとめ

☑︎タクシーの仕事はそもそも接客業だということを思い出そう
☑︎接客のコツを身につければ仕事も楽しくなるし、収入もアップする
☑︎雰囲気の良いタクシー会社に転職することも視野に入れて
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