投稿日:2020年4月28日 | 最終更新日:2026年6月30日
「タクシー運転手は稼げる」という噂もあれば「実はそれほど稼げない」という話を聞いたことがある方もおられるのではないでしょうか?特にタクシー業界への転職を検討している方には、実際のところタクシードライバーが稼げる仕事なのかどうか知りたいですよね。実はタクシー業界には稼げるドライバーとそうでないドライバーがいるのです。ここでは稼げないドライバーに共通して見られる特徴をご紹介します。タクシー運転手になって収入を上げたいという方は、ぜひ参考にしてください。国土交通省の統計資料や大手タクシー会社の公開データをもとに、平均年収帯や給与の仕組みもあわせて紹介します。
この記事を読んだらわかること
・タクシー運転手の年収相場と手取り額の目安
・タクシー運転手の勤務形態ごとの収入と働き方
・共通点その①向上心がない
・共通点その②分析をしない
・共通点その③やる気がない
・共通点その④接客態度が悪い
・共通点その⑤体調管理ができない
タクシー運転手は本当に稼げる?この記事の結論とポイント
結論から言うと、タクシー運転手で「稼げる」というのは嘘ではありません。しかし全員が無条件に高収入を得られるわけではなく、「稼げる人」と「稼げない人」で二極化しやすいのが実態です。稼げないドライバーには明確な共通点が存在します。
タクシー運転手の年収相場と手取り額の目安
稼げないドライバーの特徴を知る前に、まずは全体の相場観を把握しておきましょう。
タクシー運転手の平均年収と中央値を確認する
全国ハイヤー・タクシー連合会の調査等によると、全国のタクシー運転手の平均年収はおよそ400万円前後で推移しています。ただし、これは全国平均であり、働く地域や働き方によって大きく変動します。
手取り額のイメージと生活水準を把握する
年収400万円の場合、税金や社会保険料を引いた手取り額は年間約310万〜320万円(月額26万円前後)となります。家族を養うためには、歩合給を伸ばして平均以上の売上を立てることが目標視されます。
東京など都市部と地方の収入差を比較する
地域による収入差は大きく、東京都の平均年収は500万円を超え、全産業の平均を上回る水準です。一方で地方都市では年収300万円台のエリアもあるため、都市部と地方では目指すべき売上の基準が変わってきます。
給与体系の仕組み(固定給・歩合・各種手当)を理解する
タクシーの給与は「固定給+歩合給+各種手当(深夜割増など)」で構成されるのが一般的です。基本給の上に、自分の売上に応じた歩合給が上乗せされるため、頑張りが直接収入に反映されます。
タクシー運転手の勤務形態ごとの収入と働き方
日勤で働く場合の収入目安と生活リズム
朝から夕方まで働く一般的なスタイルです。深夜割増がつかないため爆発的に稼ぐのは難しいですが、生活リズムが安定するため体力的には一番楽な働き方です。
夜勤で働く場合の収入目安と生活リズム
夕方から翌朝まで働くスタイルです。深夜割増料金(2割増)の時間帯を走るため最も稼ぎやすく、高収入を狙うドライバーに人気ですが、昼夜逆転の生活になります。
隔日勤務で働く場合の収入目安と生活リズム
1回の乗務で15時間以上働き、翌日は丸一日休み(明け休み)となるタクシー特有の働き方です。月に11〜12回の乗務となり、趣味や家族との時間を多く取りたい方に向いています。
自分の年齢・体力に合う働き方を選ぶポイント
稼ぎたい金額だけでなく、「不規則な生活に耐えられるか」「家族との時間をどう確保するか」など、自分の年齢や体力に合わせて無理のない勤務形態を選ぶことが重要です。
稼げないタクシー運転手の共通点①向上心がない
タクシー運転手は運転技能や地理知識など基本的なノウハウの勉強・学習が前提となる職業です。例えば、近年は地理試験が廃止されてカーナビや配車アプリが普及しましたが、それでも「時間帯ごとの抜け道」や「需要が高いエリア」を自ら分析して覚える継続的な学習が求められます。資格を得るための勉強だけでなく、実際の業務においても日々新たな情報を収集したり学び続けたりすることが必要不可欠なので、向上心がないとスキルアップができません。ただし、他の業種業界からドライバーに転職したタクシー業界未経験の人の場合は、ノウハウゼロから全て自力で知識や技術を身につけていくことは困難です。研修・教育制度の充実したタクシー会社へ入社して、スタートダッシュを図ることをおすすめします。
研修・教育制度が充実しているタクシー会社はある?
タクシー業界は近年慢性的な人材不足に直面しています。厚生労働省の有効求人倍率データでも、自動車運転の職業は全職種平均を大きく上回っています。大手タクシー会社はもちろん、中小規模であっても特に大手のフランチャイズ会社などの場合は研修・教育制度を充実させて未経験者や転職者を手厚くサポートしています。タクシー運転手として働くには二種免許が必要ですが、この資格取得に対する金銭的サポートを受けられる会社も増えています。
稼げないタクシー運転手の共通点②分析をしない
タクシー運転手は常に業績の分析をしないと次の売上目標を立てることができません。目標を立てることは非常に大事で、時間ごとや一日の目標をクリアすることにより次の目標ができていくため、まずは分析結果に基づいた目標を立てないことには売上を上げられないのです。目標もなく闇雲に営業しているだけでは、どんな行動が良くて売上につながったのか、何が悪くて売上が下がったかなどを知ることもできず、いつまでも業績が伸びません。
タクシーで稼ぐために分析すべき指標とは?
タクシーでは、ドライバーの総走行距離の中でどのくらいお客様をお乗せしていたかを表す『実車率』を重視します。実車率が良ければ効率良く稼げているということなので、この数値を指標とすることが重要なのです。
実車率(%)= 実車距離 ÷ 総走行距離 × 100
首都圏のトップ層ドライバーの実車率はおおむね50〜55%を超え、平均的なドライバーは45%前後が目安となります。実車率を上げるには、まず乗車回数を意識した営業を行うと良いでしょう。新人ドライバーさんは、いつどこに行くとタクシーニーズが多いのかを徐々に覚え、空車の時間が少なくなるようデータを蓄えていくことが大切です。
稼げないタクシー運転手の共通点③やる気がない
タクシードライバーの給与は歩合制です。固定給+歩合制をしいている会社もありますが、稼げる人は歩合率の高い会社でどんどん稼ぐ方がもちろん収入が上がります。例えば首都圏の大手企業では歩合率が50〜60%前後など、会社によって設定があります。頑張っただけ収入が上がるという仕組みの中で売上を高めていくには、どうしても『稼ぎたい』というやる気が必要です。『この程度でいい』という程度のモチベーションを持つ人が全て稼げない乗務員というわけではありませんが、稼げる稼げないで言えばハングリー精神やストイックさは必要不可欠な要素です。
歩合制給料は本当にやる気で稼げる?
歩合制とはそもそも、働き手が自ら稼いだ売上を、定めた分配率に応じて会社と分ける給与制度です。業務に慣れれば頑張りしだいで収入は上がっていく、いわば実力主義的給与形態と言えます。固定給の場合はどんなに頑張っても時期が来るまで給与が変わらないため、歩合制は人によって業績に差が出るタクシー運転手にとってはフェアな制度です。頑張れば頑張っただけ収入に反映されるので、当然やる気が大きなポイントとなります。
稼げないタクシー運転手の共通点④接客態度が悪い
謙虚な気持ちに欠け、思いやりある感じの良い接客態度で業務に臨めないドライバーはなかなか売上を伸ばしにくいでしょう。それどころか、無愛想な対応や高圧的な言動などが乗客を不快にさせ、クレームにつながるおそれもあります。そもそもお客様を歓迎する気持ちのないドライバーが、先ほどお伝えしたやる気を持っているかどうかも疑問です。
接客業の経験がないとタクシー運転手は無理?
接客業の経験がない人・少ない人でも人と接するのが苦でなければ、タクシー運転手として活躍することは十分に可能です。接客に関する研修を受けられるタクシー会社や専門エージェントもありますし、乗務するようになれば、職場の先輩や同僚から接客技術に関する相談をしたりアドバイスしてもらったりすることもできます。
稼げないタクシー運転手の共通点⑤体調管理ができない
自己管理はあらゆる職種で求められるものです。体調管理をおろそかにしているドライバーは睡眠不足や体調不良で業務にやる気が起きず集中することも困難なため、満足な業績を上げられない傾向にあります。また肉体面だけでなく精神的にも落ち込みや悩みがあったりすると乗務に集中できにくいので、心身ともに健康状態をキープできるよう努める必要があります。
体力のある若い世代じゃないと運転手への転職は難しい?
全国ハイヤー・タクシー連合会の調査等によると、タクシー運転手の平均年齢は全国的に見た場合60歳前後と高齢です。定年後でもまだまだ元気でタクシー運転手として働く意欲のある方は、健康なら問題なく採用してもらうことができるでしょう。年金受給額との兼ね合いを調整しながら働くことも可能です。逆に新卒者など若い方で経験の少ない方でも、体力がものを言うタクシー業界では大歓迎されます。
努力しても稼げないドライバーは会社選びで失敗している可能性アリ
やる気になって日々の営業を反省し次につなげながら頑張っているタクシードライバーが思うように稼げない場合には、そもそも入社するタクシー会社を間違えている可能性があります。自分自身が希望する待遇や労働環境を備えていない会社では働きづらく、能力を発揮できないケースもあるのです。例えば、同じエリアで勤務年数が近いドライバーでも、歩合率や手当の差により、A社では年収400万円台、B社では500万円台といった差が生じた事例もあります。今後タクシー業界へ転職を検討している方や、現在所属しているタクシー会社から移籍したいドライバーの方は、ご自身の条件に適う職場探しを強くお勧めします。
弊社プロタクは一人一人の転職希望者様の条件に合うタクシー会社をご紹介するだけでなく、業界を知り尽くした現役タクシードライバーが真に為になる業界情報や生きた業務研修を行うことにより、稼げるドライバーになれるよう多角的にサポートしています。直近でも多くの転職支援を行い、年収アップを実現させてきました。タクシー業界で絶対に成功したい、500万円以上の年収を稼げるようになりたいという方は、ぜひ一度プロタクまでご相談ください!
【まとめ】稼げるドライバーは共通して仕事に対して貪欲
タクシー運転手はやる気・向上心・体調管理・謙虚な姿勢など、主体性がきわめて重要となる職業です。業務が始まれば1人の時間が多いので、モチベーションを保つためのセルフケアなど、コツの習得も必要でしょう。どんなに努力しても稼ぎが増えない場合は、所属する会社に原因がある場合も考えられます。いずれにしても独特な業界なので、ゼロから自力だけでのし上がるのは大変です。タクシー運転手になって人生を変えたいという方は、まず採用試験を受ける会社選びからこだわってみてください。
・地域の平均的な歩合率を満たしているか
・未経験者への給与保障制度はあるか
・研修制度(地理・接客・事故対応)は手厚いか
・自分の希望するシフト(日勤・夜勤・隔日)が選べるか
この記事のまとめ
・売上目標を立てて日々の成績を分析する力がないとタクシーではなかなか稼げない
・感じの良い接客態度を心がけるドライバーは顧客から支持され出世する傾向にある
・自己管理ができないドライバーは思うように稼げない
・努力しても稼げないドライバーはそもそも所属したタクシー会社を間違えた可能性がある










