タクシードライバーに転職って正直オススメ?向いている人向いていない人

投稿日:2020年3月10日 | 最終更新日:2020年7月10日

転職先をどこにしようか迷っている方の中には、タクシードライバーを候補に入れている方も多いことでしょう。
タクシードライバーは頑張れば頑張っただけ稼ぐことができるおすすめの職業です。ただし、採用試験を受ける前に知っておきたい、タクシー運転手ならではの業務上の特徴があり、そもそもタクシー運転手に向いている人・向いていない人というのも存在します。
ここでは、あなたがタクシー運転手に向いているかどうかがわかる、ドライバーに関する基本知識をわかりやすくご説明していきます。

この記事を読んだらわかること

☑︎タクシードライバーってどんな仕事なの?
☑︎タクシードライバーの平均年収や平均年齢
☑︎タクシードライバーに向いている人・向いていない人
☑︎タクシードライバーへの転職を成功させるには会社選びも肝心

タクシードライバーってどんな仕事なの?


タクシードライバーがどんな職業なのかは、よく知られているようで実はそうでもないのが現状です。運転がメインの業務ですが、運送業というよりは接客業に近い職業と言えます。個人タクシーがある一方、多くはタクシー会社に所属して業務にあたります。ここでは一般的にタクシー運転手とはどんな業務を行う職業なのか、働き方や必要な資格はあるのかなど、タクシー業界に興味を持つ方の役に立つ基本的な情報をお伝えします。

タクシーに限らず『ハイヤー』や『介護タクシー』などの種類もある

タクシーとは、時間距離併用運賃制にてお客様が希望する場所まで乗せてお連れする、送り迎えサービス用自動車です。ただ、一口にタクシーと言っても、他にも予約制のみで流しは行わないハイヤーもあれば、乗降での介助を伴う介護タクシー、さらに最近は乗り合いタクシーであるデマンドタクシーなど、さまざまなタイプが存在します。

勤務形態は昼夜勤や隔日勤などがある

タクシー運転手の仕事で特徴的なのが、一般的なサラリーマンとは大きな違いがあるその勤務形態です。
勤務の仕方には、9時~17時程度の昼日勤、夜から翌朝までの夜日勤、さらに朝から翌未明まで休憩を多く挟みつつ連続的に乗務する隔日勤務などがあります。こうした勤務形態をもとに、シフト制でスケジュール管理して業務にあたります。

大きな特徴は地域によって稼げる金額に差があること

タクシードライバーは、自分の頑張りしだいでしっかり稼げる職業ではありますが、実は勤務する地域によって収入に大きな格差があるのも事実です。東京のタクシー運転手と九州エリア全域のタクシー運転手の平均年収では約200万円の差があり、これは地域性がタクシー運転手の収入を大きく分けることを明確に裏付けています。人口密度や観光客の数など、さまざまな要因で稼げる金額に開きが出てしまうのはやむを得ないことです。

勤務には二種免許が必要になる

タクシー運転手として働くには普通自動車免許の他に二種免許が必要となります。二種免許は旅客自動車を運転する場合には必ず取得するべき免許です。この二種免許取得にかかる時間や費用が気になる方もいるかもしれませんが、近頃は免許取得にかかる費用をサポートしてくれるタクシー会社もかなり増えています。

働き方によっては稼ぎやすい仕事

タクシードライバーはお客様を専用車両で安全に目的地までお乗せする業務に、さらに接客業と営業職が加わったような独特の職業です。自分なりの戦略や工夫しだいで結果が出やすく、頑張った分だけ稼げるのでやり甲斐もあります。毎日同じ時間帯に同じ場所で仕事をすることに窮屈さを感じる人などには、シフト制で変化がある毎日を送れるタクシー運転手は最適と言えるでしょう。また、休日も比較的多く、自分の時間を持つことができるのも魅力です。

タクシードライバーの平均年収や平均年齢


転職を検討している方が最も気になるのがタクシードライバーの待遇面、特に収入ではないでしょうか。ここではタクシードライバーの平均年収や地域による収入格差、さらにドライバーの平均年齢や勤続年数をご紹介します。

タクシードライバーの平均年収は全国で約350万円”

タクシードライバーの全国平均年収は約350万円です。しかし、それはあくまで全年代的かつ全国的な年収平均であるため、中には副業で乗務している人や年金受給者も多く含まれており、収入額を調整したい人などを含めないタクシードライバーの平均年収はもっと高いことが容易にわかります。

東京都に限れば平均年収は500万円近くまで跳ね上がる

タクシードライバーの収入は、勤務する地域・エリアのよってもかなり左右されるという事実があります。例えば東京のタクシー運転手の平均年収は470万円以上である一方、秋田県の運転手の平均年収は約227万円。その差は一目瞭然です。ただ、稼げる大都市圏のドライバーの中でも、所属会社や人によっても稼ぎに差が出ます。

タクシードライバーの平均年齢は60.1歳とかなり高齢

タクシードライバーの全国平均年齢は60歳程度とかなり高い水準です。これはタクシー運転手が幅広い年齢層に適した仕事であることを示していると同時に、若い層の担い手が不足している現状も示しています。
タクシー業界は中高年に入ってからでも転職しやすいため、40~50代の方でも他の一般企業に比べてチャレンジし甲斐があると言えます。

タクシードライバーの勤続年数は約10年

タクシードライバーの平均勤続年数は約10年間です。これはタクシー業界に転職者が多いことも影響した数字と見られ、タクシー運転手が転職して長く継続しやすい職業であるということを示していると言えます。また、タクシー運転手は原則的に乗務歴10年以上で独立することができるので、こうした背景も勤続年数に関わっているものと思われます。一般企業を早期退職などをした方も、健康状態さえ良ければ、退職後新たにタクシー運転手として出直すことも十分に可能です。

タクシードライバーに向いている人・向いていない人


タクシードライバーは幅広い世代の人に向いている職業であることを先ほどご説明しましたが、ここではタクシー運転手に向いている人と向いていない人の特徴をご紹介します。タクシー業界への転職を検討している方は、どうぞ参考にしてくださいね。

タクシードライバーに向いている人

タクシードライバーは、運転・接客・営業という3つの作業を抵抗なく行えるどうかが、適性を見きわめる一つの目安となります。具体的にどんな特徴があるのか見ていきましょう。

  • 運転が好きな人
    メイン業務が運転なので運転するのが好きな方の方が適性は高いと言えるでしょう
  • コミュニケーション能力の高い人
    お客様と相互のやりとりが快適にできるコミュニケーション力が必要です
  • 観察や分析が得意な人
    いつどこで何をすべきなのか常に戦略的に立ち回ることで売上を上げていく仕事です。営業マン的な発想が役に立ちます
  • 気持ちの切り替えが上手い人
    日に何人ものお客様をお乗せするので、少々不愉快な思いをすることがあっても、次のお客様を笑顔で迎えられるような切り替えをスムーズにできることも大切です

タクシードライバーに向いていない人

タクシードライバーに向いていないのは、先ほどご紹介したような適性を持たない方々と言えます。具体的にはどのようなタイプの人なのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

  • 運転が嫌いな人
    メイン業務が車の運転なので、運転したくない人には向いていないでしょう
  • 接客に苦手意識のある人
    お客様とコミュニケーションを取る自信が全くない人や接客業が嫌いな人には難しい職業です
  • 不真面目な人
    タクシー運転手は一部あるいは全面的に歩合制の給料です。真面目に乗務しないと稼げません
  • ネガティブすぎる人
    1日に何人ものお客様をお乗せするので、1つのミスをいつまでも引きずる人などにはあまり向きません

タクシードライバーへの転職を成功させるには会社選びが肝心


せっかくタクシー運転手になるのなら、転職であれ就職であれ「この会社にして良かった」と思いたいものですよね。実はタクシー運転手として成功するには、所属する会社選びがきわめて重要です。ここではタクシー会社選びのポイントをご紹介します!

自分に合ったタクシー会社を選ばないと稼げない

タクシー会社はその会社そのものの資金状態や規模によって稼げるか稼げないかが違います。大きければ優良な会社とは限りませんが、稼ぎたい場合には二種免許所有ドライバー数や所有タクシー台数が多い会社が一つの目安ですし、初心者なら教育・研修制度の充実、転居したければ寮完備など、人それぞれ自分が安心して勤められる条件を備えた会社を選ぶことが重要です。

タクシー会社専門のエージェントがおすすめ

タクシー会社は豊富に存在します。特に東京などの大都市圏には無数のタクシー会社があり、転職希望者が自力で自分に合う会社を選ぶのは至難のワザと言わざるを得ません。実は、実際に質の良いタクシー会社に採用されて活躍しているドライバーさんの中には、タクシー会社転職を専門的にサポートしてくれるエージェントを利用している方が多数おられます。大切な人生の分岐点で、会社選びを失敗したくないという方は、弊社プロタクのように、会社選びから採用試験対策、売り上げの出し方、研修まで、一貫して御入社後からもフォローの出来るプロエージェントにご相談されることを強くおすすめします!

【まとめ】タクシードライバーに転職するなら自分に合った会社を選ぼう

タクシー運転手は本人のやる気しだいで収入を上げることができるほか、休日もしっかりと確保されているおすすめの仕事です。しかし、タクシー運転手をやってみたいと思っても、会社選びを失敗すると働きにくかったりやり甲斐を感じられなかったりするリスクがあるのも事実です。タクシー業界への転職を検討している方は、ぜひ弊社プロタクのようなタクシー業界に精通した専門コンサルタントをご活用になって、ぜひ自分に合う会社を選んでくださいね。

この記事のまとめ

☑タクシーの仕事は運送業よりも接客業の要素が強いが必要なのは運転・接客・営業能力
☑︎会社に属してタクシー運転手になるなら必要資格は二種免許
☑︎タクシー運転手の働き方には多様性がある
☑︎タクシー運転手は高齢者や女性・未経験者も含め幅広い層に向いている職業
☑︎タクシー運転手は人と接するのが苦手な人や運転が嫌いな人には向かない

プロフィール

プロフィール
29歳から東京でタクシードライバーとしてデビュー。
最高売上は130万。「オレンジ戦隊改めサクラ戦隊」のブログでタクシーの営業ノウハウ等を中心に情報発信。
蓄積した情報を体系化したプログラムを考案し、大手タクシー会社の教育カリキュラム作成等に従事。
現在タクシー会社数社で人材育成で顧問契約。
入社後のアフターサービス特化型のタクシー転職支援サイト「プロタク」(pro-taxi)に2019年より在籍。
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