投稿日:2020年7月23日 | 最終更新日:2020年7月23日
タクシードライバーへの転職を考えている方の中には、会社面接で何を聞かれるのかを不安に感じている方が少なくありません。他業種でも同じですが、タクシー会社の採用面接はきわめて重要なので、ある程度は何を聞かれるのか想定しておく必要があります。そこで今回は、タクシードライバーの採用面接でよく聞かれる質問をご紹介します。質問以外にも、面接における大切なマナーやそもそもどんなタクシー会社の採用試験を受けるべきなのか、会社選びのコツについても解説していますので、これからタクシー業界に転職を検討している方はぜひ参考にしてくださいね!
この記事を読んだらわかること
☑︎質問以外にも注意!タクシー会社面接で重要なマナー
☑︎面接を受ける会社選びも慎重に!
タクシー会社の面接でよく聞かれる質問8選
タクシー会社は豊富にありますが、採用面接で聞かれることはわりとどの会社も共通しています。ただし、自分自身の転職の動機や希望する労働条件など、意志や状況を確認しておかなければ上手に答えられない質問も多いので注意が必要です。ここではタクシー会社の面接でよく聞かれる質問を8つに絞ってご紹介します!
なぜ前職と全く違うタクシードライバーを志すのか
面接で聞かれる質問の定番は「動機」です。動機を聞くのは、タクシーの仕事への熱意のほどや、志望者自身がタクシードライバーに向いているかもしれないと考えている理由を知りたいという思惑が想定できます。「何となく」「ちょっとやってみたかった」などという適当な返答は試験官の心証を悪くしてしまうので、なぜタクシーの仕事をしたいのか、面接前に自問自答してまとめておきましょう。
この会社を志望した理由
入社試験でも入学試験でも、なぜここに入りたいのかという質問は高い頻度で出されます。「どこでもいいわけではなく、ここがいい」という熱意を知ってもらうためには、あらかじめその会社の理念や労働環境を知っておくことが大事です。また、受験するタクシー会社のサービスの特徴も理解しておく必要があります。
前職を退職した理由
採用する側は、前の職場を辞めた理由を知っておきたいと考えるものです。前職の退職理由はもちろん正直に答えれば良いですが、あまりに自分勝手な理由や本人にも非があることを窺わせる内容だと、面接官も不安を感じる可能性があります。自分を良く見せようとし過ぎる必要はないまでも、発言によっては印象を悪くしかねないということも頭に入れておきましょう!
運転免許の有無や事故・違反歴
タクシードライバーとして働くには、普通自動車の第二種免許取得が絶対条件です。しかし、近頃のタクシー会社は、採用後の研修・費用負担なども含め、資格取得からサポートしてくれるケースがほとんどなので、前もって二種免許を取っておく必要がありません。面接では第一種免許所有の有無を答えれば十分ですが、免許の保有歴や交通事故歴・交通違反歴などを確認される場合もあるので、事前に経歴を整理しておきましょう。
希望する収入
必ず聞かれるわけではないですが、どのくらいの収入が理想か聞かれる可能性があります。前職を辞めた理由について収入に不満があったと答えた流れで質問されるケースもあり得ます。収入の話題に触れられても困らないよう、大体どの程度の月収・年収を目指したいのか、現実的なレベルの金額を想定しておくと良いでしょう。
どのくらい働けるか・希望の働き方
タクシー会社は、会社側が望む時間帯や働き方で勤務してくれる人を採用したいものなので、受験者の望む労働形態を把握したいと考えます。昼日勤しかできないのか、夜勤や隔日勤務が可能なのかを知りたいと思うのでは当然です。さまざまな働き方を認めているタクシー会社もありますが、主に隔日勤務ができる人材を募集しているケースなどもあるので、事前にその会社がどんな勤務形態を提示しているのか確認しておくことをおすすめします。
接客業の経験はあるか
タクシーの仕事は、ドライバー業と営業職に接客業を付け加えたような職業です。この中のいずれかの経験があると、乗務員として飛躍する可能性を感じる面接官もいるでしょう。ただ、運転も営業も接客も真面目に努力すれば未経験でも十分に体得できるので、いずれも未経験だとしても問題ありません。今後しっかりと身につけていきたい!というやる気でカバーしましょう。
何か質問はあるか
面接で意外とよくあるのが、「あなたの方からこちらにご質問はありますか?」という逆質問です。なければなくても良いですが、素直に聞いてみたいことを質問してみても良いでしょう。ですが、求人の要項としてすでに対外的に公開されている情報はしっかりとチェックしておくことをおすすめします。
質問以外にも注意!タクシー会社面接で重要なマナー
会社の面接試験で大切なのは受け答えだけではありません。特にタクシー会社の場合、面接の試験官は受験者に対し、お客様への第一印象を連想するので見た目も重要です。ここではタクシー会社の面接を受ける際に注意したいマナー面のポイントをご紹介します!
面接の際の服装
面接の時にはスーツを着用していくのが理想です。常識的にスーツが無難ということもありますが、ほとんどのタクシー会社ではドライバーの制服としてスーツが採用されているので、採用後の姿を会社側にイメージしてもらいやすいというメリットもあります。スーツは明るい色よりもダークな色合いできちんと感を出し、ネクタイも着用するようにしましょう。
身だしなみにも注意
タクシードライバーには会社の看板を背負ってもらうことになるため、清潔感があるかどうかといったパッと見の印象は、面接官にとってたいへん重要なチェックポイントとなります。髪を整えておくのはもちろん、爪をきれいに切り揃えたり靴を磨いておいたり、全身のエチケットに気を遣うようにしましょう。
履歴書は完璧に作成しておくべし!
採用試験時に提出する履歴書は不備がないよう、そしてなるべく丁寧な字できちんと記入するようにします。タクシー会社が注視する運転免許の有無や運転歴・職歴などは漏れなくしっかりと書き込み、会社の志望動機も誠実に記載すると好印象につながります。貼付する写真はもったいなくても古いものは避け、面接の際にギャップを感じさせないよう、可能な限り新しい証明写真を使用することをおすすめします。
面接を受ける会社選びも慎重に!
タクシー会社の採用試験を受ける前に、どの会社の面接を受けるべきなのかよく検討することが重要です。自分自身が転職後に求める労働環境や労働条件に合う会社を調べて候補を絞り、どこなら理想の働き方ができるのか、まずはそれを決めておきます。「タクシー会社ならどこでも同じだろう」という考えは誤った認識です。タクシー会社はサービスにそれぞれ特徴があるように、雇用に関しても会社ごとの特色があるのです。
よくリサーチした上で「ここが自分に合っているのではないか」と感じた会社なら、面接官との会話も噛み合う可能性が高まります。ただし、どのタクシー会社が優良なのかは、業界外からはなかなか知ることができません。興味が湧いたタクシー会社が優良でクリーンな会社なのか、もしくは他にもっと自分に合う良い会社があるのか、会社選びで行き詰まることはよくあります。
私どもはタクシー業界に太いパイプを持つタクシー会社転職のプロ「プロタク」です。どの会社を選ぶかがそのまま転職の成否につながるとされるタクシー業界ですので、会社選びでお悩みの際はぜひプロタクまでお気軽にご相談ください!
【まとめ】タクシー会社の面接はある程度準備できる!
今回はタクシー会社の面接でよく聞かれがちな質問や、面接の際のマナーについて解説してきました。基本的にはどんな会社面接でも前職を辞めた理由や会社の志望動機などは聞かれるものなので、正直に感じ良くお話されることが何より重要となります。ただ、面接官はあなたが自社のタクシードライバーとしてふさわしい人物なのかという視点で見ていることは間違いありません。まるで未来の乗客に接するように、胸を張ってはきはきとした受け答えで面接に臨んでみましょう!
この記事のまとめ
☑︎運転免許の有無や違反歴などはすらすらと答えられるように準備しておこう!
☑︎面接では受け答えだけでなく、清潔感のある身なりも大事
☑︎どのタクシー会社の面接を受けるかも重要!自分が希望する労働条件に合う会社を選ぼう!