タクシー運転手がスーツを着用する理由!制服のメンテナンスは自分でする?

投稿日:2020年7月23日 | 最終更新日:2020年7月23日

所属するタクシー会社に制服のスーツがあれば、乗務する際にはそれを着用しなければなりません。慣れない方には不安もありますよね。そもそもタクシー会社の制服はスーツばかりですが、それはどうしてなのでしょうか?というわけで今回は、タクシードライバーの制服「スーツ」に注目してみましょう!タクシー運転手がスーツを着ている理由、乗務員がスーツを着ることのメリット・デメリットのほか、スーツのメンテナンスなどについても解説します。タクシー運転手への転職を検討している方はぜひ参考にしてくださいね!

この記事を読んだらわかること

☑︎タクシー運転手がスーツを着る背景
☑︎タクシー運転手がスーツを着るメリット・デメリット
☑︎タクシー運転手のスーツは自前?レンタル?

タクシー運転手がスーツを着る背景

タクシードライバーは決まってスーツを着用していますが、それには何か特別な理由でもあるのでしょうか?ここではタクシーの乗務員がスーツを着る理由や、一般的なスタイル、さらに近年顕著になってきたクールビズ事情についてもご説明します!

なぜタクシー運転手はスーツ着用?

タクシーの乗務員はいわば所属する会社の看板です。会社のイメージを背負って営業するからには、お客様はもちろん、広く世間に礼儀正しくきちんとしたイメージを与える必要があります。そのイメージを最も伝えやすいのがスーツなのです。

そもそも制服というのは企業や学校などの権威付けやブランディングなどにもよく使われるものですし、タクシーを利用されるお客様も、ラフでだらしない服装をしているドライバーよりもかちっとしたスーツに身を包んだドライバーの方が安心感を覚えるのではないでしょうか?また、安心感だけでなく、清潔感を与えるのにもスーツは有効的と言えるでしょう。

タクシー運転手の服装はどんなスタイル?

タクシー会社の制服の多くは、シャツ+ジャケット+ズボンにネクタイを合わせるのが定番です。ジャケットの中にワイシャツを着用し、通常ズボンにはベルトを通します。中にはジャケットの中にベストを着る制服もあります。

また、会社ごとに異なりますが、電車の運転士が被っているような制帽を被ったり、手に白い手袋をはめたりするケースもあるでしょう。女性ドライバー場合には、パンツスーツにスカーフというスタイルが目立ちますが、スカートスーツとどちらかを選択できる会社も存在します。

近年はクールビズも浸透!

一般的な会社員と同様に、タクシー業界でも夏場のクールビズが浸透しつつあります。ノーネクタイにスーツのボトムのようなプレスしたズボンを合わせるなど、会社によってスタイルは異なります。クールビズの利点は、車内温度を下げ過ぎずに済むことで燃費を向上させられる点です。

なお、クールビズは経費上の問題だけでなく、お客様の快適性にとってもプラスになります。スーツを全て着込んでいると、暑いのでどうしても温度を下げてしまいますが、お客様は涼しい服装をしている場合が多いので、ドライバーの体感温度に合わせると、車内がやや寒くなってしまうのです。お客様に体感を合わせられるのもクールビズのメリットと言えるでしょう。

タクシー運転手がスーツを着るメリット・デメリット

タクシー運転手が制服でスーツを着ることは暗黙のルールのようになっていますが、動きやすいとは言い難いスーツを着用することには何か利点があるのでしょうか?ここでは、タクシー業務でスーツを着ることで得られるメリットをご紹介します!

タクシー運転手がスーツを着るメリット

まずはタクシー運転手が制服スーツを着用することのメリットをご紹介します。タクシードライバーへの転職を検討中で「スーツはちょっと気が進まない」とお思いの方も、ぜひその利点に注目してご覧くださいね!

着る物で悩まずに済む

制服スーツを着て業務ができるということは、勤務のたびに何を着て行けば良いのか迷わなくていいということです。同じスーツでも、自前のスーツ着用が義務づけられている仕事であればスーツを何着も揃えたり、それに付随していろいろなアイテムを買い足さなければいけません。服装は毎日のことなので、コレ!と決まっているとストレスが目減りします。

会社にブランド力がある場合は営業につながる

有名な大手タクシー会社などの制服を着ていると、それだけで信頼感を感じていただける場面も少なくありません。車両も同様ですが、安心して利用できるブランド力を求めるタクシーユーザーは大変多いので、制服が看板代わりとなることもあるのです。

タクシー運転手がスーツを着るデメリット

タクシーの乗務員が制服スーツを着用することには、利点もあれば難点もあります。ここではタクシーの業務で制服スーツを着ることのデメリットをご紹介します。

スーツに慣れないうちは疲れる

日頃スーツを着慣れておらず、しかも前職でもスーツで仕事をしていなかった方などにとっては、慣れない最初のうちは窮屈に感じることもあるでしょう。休憩中も着替えるわけにはいかないので、リラックスしにくい点もデメリットと言えます。

気温変化に対応しづらい

スーツはワイシャツの上にジャケットまで着るため、暑い季節には車内で冷房をかけてもなかなか涼しさを感じにくい人もいます。かと言ってドライバーの体感に合わせると、お客様が寒くなってしまいかねません。冬場は中に着込むなどの対処もできますが、夏場の暑さにはデメリットが大きいでしょう。ただし、前述したように、近頃はクールビズも浸透しつつあります!

タクシー運転手のスーツは自前?レンタル?

タクシー運転手の制服スーツは、タクシー会社から与えられるものなのでしょうか?貸与されるとしたら、どのアイテムまでを貸与してもらえるのでしょうか。ここでは、タクシー会社の制服制度とスーツのメンテナンスについて解説していきます!

大手タクシー会社は概ね制服を貸与している

タクシー運転手は清潔感のあるきちんとした身なりを求められるので、ほとんどのタクシー会社が自社の制服としてのスーツをドライバーに貸与しています。大手有名タクシー会社では、ジャケット(ブレザー)・ズボンのほか、ワイシャツ・ネクタイ・帽子など一揃い貸与してくれるケースも珍しくありません。シャツと靴は個人持ち、靴だけ個人で用意など、規定は会社によってさまざまです。制服に関しては無償貸与の会社も豊富にあります。

タクシー運転手制服スーツのメンテは?

タクシー会社の制服スーツは清潔を保たなければなりません。二揃い貸与してもらい、代わる代わるメンテナンスを行うなどするのが主流です。クリーニングは自費になる会社も多いようですが、ドライバーに代わってスーツやシャツをクリーニングに回してくれる会社もあります。費用はドライバーが持つことが多いでしょう。会社を辞める場合には、自らクリーニングに出してきれいにしてから返却しましょう!

【まとめ】タクシー会社によっては制服スーツが看板になる!

タクシードライバーは、「正確で安全な運転をしそうだ」「信頼できそうだ」と見た目からお客様に思っていただく必要のある職業です。きちんとしたスーツを着こなしてきびきびとした運転と感じの良い接客があれば、きっとお客様から好感を持たれるに違いありません。大手の優良なタクシー会社は、まず例外なく制服スーツを用意しており、乗務員に貸与してくれるでしょう。

新人ドライバーの方は慣れるまでは窮屈に感じるかもしれませんが、仕事ができるようになってくると、スーツを着るだけで意識が切り替わるほど、制服の力というのは侮れないものです。タクシー運転手に転職したい方で、制服無償貸与を行っている会社がどこなのかわからないという方は、タクシー専門の転職コンサルタントである「プロタク」までお問い合わせください。あなたに最適の優良で稼げるタクシー会社をご紹介します!

この記事のまとめ

☑︎清潔感ときちんと感をイメージさせられるスーツはタクシードライバーにうってつけの制服!
☑︎大手有名タクシー会社はほとんど制服スーツを貸与している
☑︎スーツは夏場の暑さが気になるが近頃はクールビズも浸透してきている
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