投稿日:2020年9月1日 | 最終更新日:2020年9月1日
タクシー運転手というと高齢の人の仕事というイメージが強く、20代で転職を考える人は少ないのが現状です。しかし、タクシー運転手は実力次第で20代の間から高給を得ることができたり、休日が多かったりと若い人にこそ向いている仕事なのです。
今回の記事では20代でタクシー運転手に転職をするのがおすすめの理由を詳しく解説していきます。また、20代でタクシー運転手に転職するために必要な資格やスキル、転職のポイントも合わせて紹介しています。タクシー業界へ転職を考えている人はぜひ参考にしてください。
この記事を読んだらわかること
☑20代でのタクシー運転手への転職がおすすめな理由
☑20代でタクシー運転手に転職するのに必要な資格やスキル
20代でタクシー運転手への転職は可能?
では実際に20代で未経験からタクシー運転手に転職をすることは可能なのでしょうか?ここでは20代のタクシー運転手の転職事情について解説をしていきます。
20代の転職活動は有利
まず、タクシー業界に関わらず20代での転職活動は一般的に有利に働くものです。特に業界未経験の場合、会社としても長く働ける人材をきちんと育成したいと考えています。長く働ける人材というのは必然的に20代~30代くらいまでの若い人材になってきます。
そのため20代でタクシー運転手に転職することは十分に可能です。20代で別の業界に転職する人は数多くいるので、年齢を理由に不利になるということはほとんどありません。むしろ20代は優遇されると考えてもらって良いでしょう。
タクシー業界は若い人材を欲しがっている
近年のタクシー業界ではドライバーの高齢化が問題視されています。これから先は定年を迎えるドライバーが増えるだけでなく、今の時代は免許返納の動きもあることから、高齢ドライバーが続々と引退していくことが予想されます。そのためタクシー業界は徐々に人手が不足してきており、これから活躍してくれる若い人材を常に欲しがっています。
なので20代の転職は、たいていはどのタクシー会社からも非常に歓迎されます。また、若いうちは仕事で失敗をしてもリカバリーがしやすくチャンスが多いです。20代の若い間からタクシー運転手に転職するのは賢い選択と言えます。
タクシー会社の多くは経験不問
20代で転職をする際に気になるのが「未経験でも転職ができるのかどうか」ということです。20代はまだ社会に出たばかりで特定の職種しか経験がない人が多く、未経験の業界に転職するのは勇気がいるものです。
しかし、タクシー会社の多くは未経験でも積極的な採用を行っています。採用の間口を広く取っているため、ドライバーの経験がなくても転職が可能です。なのでタクシー業界は未経験でも転職がしやすい業界だと言えるでしょう。
また、未経験から転職をする場合、企業はポテンシャルで採用の可否を判断することが多いです。熱意や将来性があるかどうかが重視されるため、採用選考では「タクシー運転手になりたい」という強い思いをアピールすることが大切です。
20代からタクシー運転手に転職するのがおすすめの理由5つ
20代でタクシー運転手の仕事を始めるのは非常におすすめです。ここでは20代からのタクシー運転手への転職がおすすめな具体的な理由を5つ解説します。
【その1】年齢関係なく努力次第で年収が上がる
タクシー運転手の給与体系は基本的には歩合制です。歩合率や細かい給与体系は会社にもよるのですが、大半は個人の売上がそのまま給与に反映される仕組みとなっています。
普通の会社なら昇給のタイミングごとに徐々に給与が上がっていくものですが、タクシー運転手は頑張った分がすぐに給料として返ってきます。年功序列などもなく、売上を伸ばしさえすれば若いうちからでも高収入を狙うことが可能です。
タクシー運転手は体力の必要な仕事でもあるため、体力のある20代は新人の間からでも売上を伸ばしやすいです。若い間からタクシー運転手としてのノウハウをしっかり身につけておけば、安定した高収入を毎月稼げるようになれます。
【その2】教育・研修制度がしっかりしている
タクシー会社の多くは新人に対する教育や研修制度を導入しています。会社としては少しでも多くの売上を上げてくれるタクシー運転手を育成したいため、稼ぐための営業方法やノウハウなどしっかり教えてくれます。もちろん基本的な接客方法や、ドライバーとしての心構えなども研修の中に取り入れられています。
入社していきなり現場に入るということはなく、ちゃんと研修を受けてからタクシー運転手としてデビューするという流れになります。なので未経験であっても安心して仕事を始められます。20代でタクシー運転手に転職をするのは未経験から始める人が大半なので、少しずつ仕事に慣れていけば問題ありません。
【その3】休みが多くプライベートが充実
タクシー運転手の勤務形態は「隔日勤務」という少し特殊なものです。日勤もあるのですが、タクシー運転手の多くは隔日勤務で仕事をしています。隔日勤務は1日20時間~22時間程度勤務し、翌日は明け番として休みになるという働き方です。
1日おきに休みがあるというだけでなく、週に一度は明け番の翌日に公休が入ります。そのため、月の半分以上は休みということになります。休みが多いのでプライベートが充実し、ライフワークバランスを実現することができます。
また、若い世代の間で流行っているダブルワークもOKな会社が多く、空いた時間に副業で稼ぐことも可能です。休日が多くてもしっかり稼げるのはタクシー運転手の特殊な勤務形態ならではのことです。
【その4】経験を積むことができる
20代の若い間からタクシー運転手としての経験を積むことで、早い段階でベテランドライバーとして成長していくことができます。タクシー運転手の仕事は今後も安定した需要があることが見込まれているため、20代から稼ぐためのノウハウを身につけておいて損はありません。
また、将来的には個人タクシーを開業するという選択肢もあります。個人タクシーの開業には様々な条件が課せられているのですが、そのうちの一つに「10年以上法人タクシーで勤務をする」というものがあります。20代からタクシー運転手の仕事をしていれば、早ければ30代で個人タクシーを開業することが可能です。
【その5】人間関係のストレスが少ない
職種に関わらず、仕事のストレスの原因として最も多く挙げられるのが人間関係です。せっかく希望の仕事に就いても、人間関係が嫌になり仕事を辞めてしまうという人は少なくありません。その点、タクシー運転手は人間関係のストレスが少ない職業なので安心です。
タクシー運転手は勤務中は基本的に一人で仕事を回すため、普通の会社に勤めるよりも人間関係に悩まされる確率が低いのです。上司や同僚と関わる機会はありますが、一緒に過ごす時間は他の職業に比べて圧倒的に少ないです。煩わしい人間関係に悩まされず、一人で自由に仕事がしたい人には非常に向いている職業です。
20代でタクシー運転手に転職するためには
20代でタクシー運転手に転職するためにはどうすればいいのか、ここでは必要な資格やスキル、転職のポイントなどを紹介していきます。
必要な資格
タクシー運転手に転職するために絶対に必要な資格は「普通自動車免許」です。最近のタクシー会社はAT限定でも積極的な採用を行っていますが、マニュアル車の免許も持っておくと会社選びの幅が広がります。
なお、タクシー運転手として仕事をするためには「第二種免許」も必要なのですが、こちらは基本的に入社後に取得するため、持っていなくても問題はありません。
また、東京や大阪など一部の地域では「地理試験」に合格する必要があります。こちらも入社後の受験になりますので、転職活動に際には特に気にしなくても大丈夫です。ただこういう試験があるということだけ覚えておきましょう。
有利になるスキル
タクシー運転手は1日の大半を車の運転で過ごすため、運転スキルがあるに越したことはありません。仕事として運転をしたことはなくても、普段から車を運転していたりドライブが好きだったりすれば十分なアピールポイントになります。
また、タクシー運転手は接客スキルも重要になるため、コミュニケーション能力があるとなお良いです。お客様を相手にする仕事なので、基本的な接客マナーやトラブルへの対応スキルを持っていれば非常に有利です。
他には地理の把握能力もアピールできるスキルです。タクシー運転手はなるべく最短距離でお客様を運送しなければならないため、地理を把握しているというのは大きなアドバンテージになります。
会社選びを重視する
20代からタクシー運転手として今後も長く仕事を続けていくためには、会社の選び方が非常に重要です。教育・研修への力の入れ方、給料の歩合率、有給取得率などは会社によって異なります。待遇が悪い会社に入社してしまうと、頑張って仕事をしているのに給料が伸びず休みも取りづらい…なんていうことになりかねません。
転職活動をする際には、企業の情報をしっかりと事前にリサーチしましょう。特に未経験者への研修制度のことや、給料のことはしっかりと調べておくことをおすすめします。もし会社選びに迷ったときは、転職エージェントに相談をするのも一つの手です。
【まとめ】20代でタクシー運転手に転職しよう!
高齢化が進んでおり人材が不足しているタクシー業界において若い人材は歓迎されるため、20代でのタクシー運転手への転職は非常におすすめです。年齢に関係なく、実力や努力で高収入を得ることができるのもタクシー運転手だからこそです。
タクシー運転手の仕事は経験を積んでいくうちに自然とスキルが身についてくるものなので、未経験でも安心して始められます。特に運転や接客が好きな人には向いている職業です。タクシー業界に興味のある20代の人はぜひタクシー運転手への転職を検討してみてください。
この記事のまとめ
☑年齢や経験年数に関係なく稼ぐことができる
☑将来的に個人タクシーを開業する選択肢ができる
☑タクシー運転手の転職は会社選びが重要