投稿日:2020年4月28日 | 最終更新日:2020年7月10日
タクシー業界への転職や就職を検討している人の中には、採用試験の一環である面接をどう対策すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?接客業も兼ねるタクシー乗務員は、面接での対応も当然よく観察されるものです。そこで今回は、タクシー会社の面接で好感を持たれるコツをわかりやすく解説していきます。また、最近国際レベルの深刻な問題となったコロナウィルスの流行に対して、タクシー業界は求人面でどんな工夫をしているかもお伝えしますので、感染症流行下での転職活動にお役立てください。
この記事を読んだらわかること
・面接に合格するコツ②熱意
・面接に合格するコツ③受け答え
・タクシー会社が採用に関して取り組んでいるコロナウイルス対策とは?
面接に合格するコツ①身だしなみ
タクシー運転手は第一印象が大事です。感じの良い挨拶とともに清潔感のある身なりや服装が求められます。面接時には好印象を持ってもらえるよう、髭を剃っておくのはもちろん、髪や爪を整えて清潔な服装で臨むのは必要最低限のマナーと言えます。入社して業務にあたる際にも、こんなふうに身だしなみに気を使える人材であるということをしっかりアピールしましょう。
服装は入社後をイメージできるような”きちんと感”を出す
タクシー会社の面接では、スーツ・シャツ・ネクタイの着用がお勧めです。乗務員として活躍する姿を面接官に自然にイメージしてもらえるよう、できるだけビジネスライクなスーツを着ていかれると良いでしょう。また、履く靴は磨いておく、ネクタイはきれいに締めるなど、細部にも留意し”きちんと感”を演出することが大切です。
面接に合格するコツ②熱意
タクシー運転手の給与形態は歩合制です。固定給制を併用しているタクシー会社もありますが、いずれにしても歩合が中心なので、ドライバー本人がやる気を持って業務にあたらないと売上が伸びません。売上がダイレクトに収入に影響するのが歩合制ですし、歩合制とはそもそも会社とドライバーが定めた分配率に応じて売上を分ける方法なので、会社としてもやる気があってたくさん稼いでくれるドライバーが欲しいのです。面接でやる気があるところをアピールすれば、会社側にも好印象を抱いてもらえるでしょう。
熱意は履歴書からも伝わる!
面接は提出された履歴書を見ながら行われるのが一般的です。丁寧な文字で書くのはもちろん、各欄を漏れなく正確に記入することが求められます。また、貼付する写真は新しく写りの良いものを選びましょう。最も重要なのは志望動機欄です。なぜタクシードライバーになりたいのか、なぜその会社を志望するのか、熱意が伝わるよう具体的に書きましょう。会社の方針や特徴などを知っておくと説得力が増します。
面接に合格するコツ③受け答え
はきはきと明瞭に受け答えをするのも、面接官に好印象を与えるためのポイントとなります。身だしなみも同じですが、面接官は受験者がタクシーの乗務員として適しているかどうかを見極めたいので、面接官との会話をお客様への対応と重ねて想像します。聞き取りにくいほどの小さな声やはっきりしない回答をしていると「乗務させるのは不安」と判断されかねないので気をつけましょう。
タクシー運転手の面接で聞かれがちな質問とは?
面接ではきはきと受け答えをすることの重要性を述べましたが、気になるのはタクシー会社の面接で何を聞かれるかではないでしょうか?ここではタクシー会社採用の面接で聞かれる定番の質問内容を挙げていきます。
運転歴・事故違反歴
運転免許を持っているかどうかだけでなく、事故歴や違反歴も質問されるケースが多く見受けられます。取得している免許の種別は何か、運転に慣れているのか、安全運転ができる人なのか、交通上のルールを守れる人なのかを知るための質問です。
職歴
運転はもちろん、接客業や営業職の要素も多分に含むタクシードライバーの仕事。タクシー会社としては、そのような業務を経験したことのある人かどうかは気になるところです。しかし、接客や営業などの職種がいずれも未経験であったとしても、熱意があり好感度が持てれば採用に至るケースも少なくありません。
どんな働き方ができるか
どんな働き方を望むか質問されることもあります。高年齢の方が年金受給額を下げられない範囲で働きたい場合や育児中の主婦の場合など、働き方はさまざまです。ただ、都市部のタクシー会社では隔日勤務という勤務形態を引き受けてくれるドライバーが求められる傾向にあります。一度の勤務は長時間ですが、隔日勤務は休日もたっぷりあるので慣れると魅力的な働き方です。
タクシー会社が採用に関して取り組んでいるコロナウィルス対策とは?
日本はおろか、世界中がコロナウイルスの流行に苦しめられていますが、タクシー業界にも影響が見られています。影響が見られるのは営業面だけでなく、求人・採用の場面にも及んでいるため、これからタクシー業界へ転身しようとお考えの方は不安を抱えておられるのではないでしょうか。しかし、業界ではでき得る限りの対策を講じているので、転職を検討している方はご自身も対策をした上で採用試験に挑戦されることをお勧めします。ここではコロナウイルス流行下にあるタクシー会社が、採用面で実施している対策をご紹介します。
リモート面接を行っているタクシー会社もある
近年の慢性的な人手不足で求人に注力しているタクシー業界は、採用試験についても少しでも多くの人が便利に受験できるようかねてから工夫しています。特にコロナウイルス流行が始まってからは、電話面接で柔軟に対応する会社も増加中です。電話面接は文字通り、面接官が履歴書を見ながら受験者に対応します。また、広く一般企業で導入されつつあるweb面接をさまざまなタクシー会社でも取り入れ始めています。
マイカーでのアクセスを許可しているタクシー会社もある
そもそもマイカー通勤OKが多いタクシー会社は、面接もマイカーでの参加を許可しているケースが多く見られます。公共交通機関での接触や密集によるウイルス感染が懸念される中、マイカーで採用試験に参加できるのは大きなメリットです。また都心部のタクシー会社が地方の方のために出張面接を開催することも珍しくありません。
【まとめ】タクシー会社の面接官は接客のプロ!万全の準備で臨もう
タクシー会社の面接に臨むべき姿勢は、他の一般企業の面接とそれほど大きくは変わりません。ただ、面接で聞かれる質問には免許の有無や運転歴・事故歴など運転手ならではのものがあることと、採用後に運転手としてお客様に好感を持たれる人物かどうかをよく見られることには注意が必要です。
タクシー会社の採用試験だけでなく、採用後の業務に関する研修までサポートする弊社プロタクは、タクシー業界で稼げるドライバーになりたい転職希望者様を多角的にサポートするプロのコンサルタントです。タクシー業界への転職で成功する秘訣は会社選びです。タクシー運転手に転職して収入を上げたいという方は、ぜひ一度プロタクへご相談ください!
この記事のまとめ
・タクシー会社の面接ではやる気をアピールしよう。言葉使いははきはきと感じ良く
・タクシー会社はコロナウイルス等感染症流行時でもさまざまな方法で採用面接を行っている
・転職先となるタクシー会社選びや面接試験対策を相談できるコンサルタントを上手に活用しよう