投稿日:2020年10月2日 | 最終更新日:2020年10月2日
タクシーの世界では繁忙期と閑散期があります。年間を通して大きく稼ぐためには、繁忙期をいかに稼ぎきるかが大切なポイントといえるでしょう。
タクシーの繁忙期は12月といわれています。今回の記事では、なぜ12月にタクシーの需要が増えるのかを具体的に説明します。
繁忙期に稼ぐコツもあわせて解説していきますので、これからタクシー運転手として成功したい方はぜひ参考にしてください。
この記事を読んだらわかること
☑︎タクシーの繁忙期の攻略法
☑︎逆に、タクシーの閑散期はいつなのか
☑︎繁忙期にしっかり稼ぐには、勤め先のタクシー会社
タクシーの繁忙期は12月
結論からいえば、タクシーの繁忙期は12月です。
なぜ12月にタクシーの需要が増えるのか?理由は以下の4点です。
- 年末は飲み会が圧倒的に多い
- クリスマス前は買い物客で溢れかえる
- 年末は帰省のシーズン
- 国内外の観光客も増える
年末は飲み会が圧倒的に多い
12月に入ると仕事納めの打ち上げや忘年会といった会合、つまり夜の飲み会が増えます。
飲み会の帰りには当然のことながらタクシーが使われます。タクシードライバーとしてはこの時期が特に忙しくなるわけですね。
さらに、忘年会ではハメを外してしまう方も多いです。終電を逃してしまい自宅まで長距離のタクシー乗車をする場合が多いでしょう。
そういった長距離客に当たれば、効率よく稼ぐことができるはずです。
クリスマス前は買い物客で溢れかえる
クリスマスのシーズンといえば、百貨店でプレゼント用の買い物をする方が増えます。
まとまった買い物をするので手荷物がいっぱいになり、「移動にタクシーを使いたい」という方も多くなります。
それだけではなく、多くの方はクリスマスのウキウキした雰囲気につられて懐が少し緩んでいます。
普段は滅多にタクシーに乗らない方でも、「たまにはプチ贅沢!」という感覚でタクシーを使う場合が多いわけです。
年末は帰省のシーズン
年末年始は帰省のシーズンです。
多くの方が移動するので、タクシーも必然的に利用されます。
帰省は多くの方が泊まりがけなので、手荷物も多くなりがちです。「駅や空港までの移動が大変だからタクシーを使ってしまおう」ということになり、長距離の乗車も期待できます。
観光客も増える
年末年始は旅行のシーズンでもあります。この時期は観光地のタクシーも大忙しとなるでしょう。
増えるのは国内旅行者だけでなく、外国人観光客も同様です。外国人観光客にとっては公共交通機関よりもタクシーの方が手っ取り早く移動できて便利ですし、せっかくの旅行なので気前よくお金も使ってくれます。
英語を話せるバイリンガルタクシーや、観光客の案内に特化した観光タクシーの需要も特に高まる時期と言えそうです。
バイリンガルタクシーや観光タクシーについては以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてください。
タクシーの繁忙期でしっかり稼ぐためのコツ
繁忙期にしっかり収入をアップさせるコツは以下の3点です。
- 夜の繁華街は鉄板
- 日中は百貨店の付け待ちがおすすめ
- 観光スポットでの営業も稼ぎやすい
なぜ収入アップできるか、それぞれの理由について解説します。
夜の繁華街は鉄板
繁忙期でなくてもタクシーが効率よく稼げるのは夜の繁華街です。特に忘年会シーズンであれば、夜の歓楽街や飲み屋街は人であふれています。
終電を逃してタクシーを待つ方も多いため、フル稼働でお客さんを乗せられます。
しかも終電を逃してタクシーで帰宅する方は長距離移動も多いため効率よく稼げるでしょう。
日中は百貨店の付け待ちがおすすめ
「夜勤ではなく日勤だから夜の繁華街では営業できない…」という方であれば、有名百貨店の買い物客を狙うのが良いでしょう。
百貨店の付近でつけ待ちすれば、効率よくお客さんを乗せられます。
特に銀座の場合は富裕層の方が買い物に来ているので、自宅までの長距離をタクシーで帰ることもざらにあります。
ただし、銀座はタクシー乗車禁止地区が設定されているので注意が必要です。
画像引用:https://www.tokyo-tc.or.jp/passenger/prohibit-ginza.html
観光スポットでの営業も稼ぎやすい
観光スポットでは多くの方がタクシーを利用します。
駅から観光地までのピストン輸送は乗車距離こそ短いですが、回転率は抜群です。
また、観光地から別の観光地へハシゴするときにタクシーを利用する方も多いので、こちらは距離を稼げるため売り上げにも貢献してくれます。
ちなみに観光タクシーの場合、基本的には予約のお客さんが自動的に割り振られます。街をまわってお客さんを探す必要がないため、営業スキルにかかわらず安定した売り上げが見込めるでしょう。1回の予約で3〜8時間と長時間になるので、何回もお客さんを乗せなくていいのもポイントです。
タクシーの閑散期も知っておこう
ここまでタクシーの繁忙期についてお伝えしてきましたが、逆に閑散期があることも知っておきましょう。
年明けの都心部は人が減っている
12月の繁忙期を終えて年明けになると、多くの人は帰省先である地方に滞在します。
この時期の都心部はとても静かで人が少ないため、タクシーに乗る人も減ってしまいます。
また、そもそも年明けは静かに過ごす方が多いはずです。タクシーの出番は少ないと言わざるを得ません。
お正月明けは財布の紐がきつくなりがち
クリスマスから年末にかけての出費に加え、お正月は帰省にかかる移動代にお年玉…
年末からお正月明けにかけては何かとお金がかかります。
この時期が終わったあとは、誰しもお財布の紐がきつくなりがちです。
ちょっとした移動にタクシーを使おうという気にもなれず、タクシーはどちらかといえば敬遠される存在かもしれませんね。
お盆付近もタクシーは閑散期
帰省により都心部から人が消えるのは年末年始だけではありません。8月、特にお盆の時期も同様となります。
それ以外にも、長期休暇でビジネスマンの移動がなくなります。タクシーが必要とされるシーンも少なくなってしまいます。
GW明けや9月は観光やレジャーに出る人が少ない
なぜゴールデンウィーク後や9月もタクシーが閑散期なのか?というと、レジャーシーズンが終わったあとは観光や遊びに出かける人がグッと減るからです。
お出かけによるタクシーの需要も減る時期となるので、特に観光ドライバーにとっては暇な時期となるでしょう
【まとめ】繁忙期にしっかり稼いで収入を安定させよう!
今回はタクシーの繁忙期について詳しく紹介しました。
タクシーは季節要因が大きく、繁忙期と閑散期があります。
12月にどれだけ稼ぐことができるかが、年間を通しての収入アップの重要なポイントといってもいいでしょう。
当サイトではタクシードライバーとして大きく成功するためのノウハウを分かりやすく解説しているので、大きく稼ぎたい方はぜひ他の記事も参考にしてください。
また、しっかりしたノウハウを習得したとしても、しっかり稼げるかどうかは勤務するタクシー会社の給料体系によるところが大きいです。
もしもあなたがこれからタクシードライバーになるなら、働いた分だけしっかり給料として返ってくる優良企業に転職しましょう。
転職に失敗しないためにも、業界に精通している専門コンサルタントには一度相談してみてください。
この記事のまとめ
☑︎年末は飲み会が多くタクシーの需要が増える
☑︎日中に稼ぐならデパートの付け待ちがおすすめ
☑︎タクシーの閑散期についても知っておこう