投稿日:2020年2月24日 | 最終更新日:2020年7月10日
タクシー業界への転職を考える中で大きな課題となるのが、タクシー会社選びの壁ではないでしょうか?タクシードライバーは幅広い世代の方が効率的に稼げる魅力溢れる職業ですが、実は選ぶ会社によって、入社後の待遇や働きやすさに差が出てしまうことは広く世間には知られていません。そこで今回は、クリーンで優良なタクシー会社の選び方を解説します。自分自身が希望する条件に合わない会社を選んでせっかくのチャンスを半減させないよう、ここでタクシー会社の上手な選び方を学んでいってくださいね。
この記事を読んだらわかること
☑︎【選び方その2】タクシー会社の業務形態・勤務形態で選ぶ
☑︎【選び方その3】タクシー会社の安定性・将来性で選ぶ
☑︎【選び方その4】タクシー会社の教育制度・環境で選ぶ
☑︎【選び方その5】タクシー会社の立地や管轄エリアで選ぶ
【選び方その1】タクシー会社の待遇面で選ぶ
現在の給料に不満があって転職を検討している方には、給与をはじめとした待遇面でタクシー会社を選ぶ方法をおすすめします。ここでは待遇面でより有利なタクシー会社を見極めるためのポイントをご紹介します。
歩率の高さ
一般的に給与には月給制・時給制・歩合制、またこれらの混合型などさまざまな給与支払い方法がありますが、タクシー会社は歩合制を採用しているか、固定給があったとしても歩合制を併用している会社が目立ちます。歩合とは、ドライバーが自身の労働で稼ぎ出した売上金額を会社と契約した一定の割合で収入として受け取る方法です。会社側と取り決める取り分に関する割合を歩率(歩合率)と呼びます。歩率が高ければ高いほどドライバー本人の実入りは多いので、歩率はかなり重要です。
給与保証
前述したように、歩合制を採用しているタクシー会社が多いとなると、心配なのは新人期間の給料です。もし歩合のみの給料制をしく会社に入った場合、業務や地理に不慣れな時期にはなかなかたくさんの収入を得られないことが予想されます。ただ、タクシー会社の多くはこうした問題の対策として、入社から3ヶ月程度の期間、給与保証を設けています。額や期間は会社によって異なるので、ここをチェックしてみるのも一つの手と言えるでしょう。
社員寮の有無
生活費を圧迫するのが家賃や家のローンですが、タクシー業界では寮や社宅を完備している会社も珍しくありません。しかも、家族で暮らせる規模の寮を備える会社もあります。なるべく生活費を抑えたいという方は、社員寮の有無も確認してみると良いでしょう。
【選び方その2】タクシー会社の業務形態・勤務形態で選ぶ
給料はもちろん大事だけれど、休日をしっかり取りたい、労働時間に配慮がなされている会社で働きたいなど、働きやすさが気になる方も少なくないでしょう。ここでは業務および勤務形態に重きを置いて会社選びをしたい方がタクシー会社を選ぶ際にチェックすべきポイントをご紹介します。
日勤・夜日勤の選択可能かどうか
タクシードライバーには、一般的会社員のような9時~17時程度の”日勤”、夜乗り始めて早朝交替する”夜勤”があります。日勤は体の負担がやや軽減でき、夜勤は収入が多くなりがちであるなど、働く目的に合わせて自分自身で選択できるのもタクシー業界の利点。また、これらの勤務形態をドライバーの希望に沿って選ばせてくれる会社はかなり優良です。ただ、シフト性で勤務をローテーションにするなど、一定の勤務スタイルだけでない会社もあるので、どこまでなら無理なくできるかよく検討する必要もあります。
隔日勤務は選択可能かどうか
タクシー業界では、日勤・夜勤以外にも、早朝から始めて休憩を挟みながら翌未明頃まで乗車する”隔日勤務”という形態があります。現在、東京都のタクシー会社ではこの隔日勤務の募集がほとんどなので、覚えておくと良い勤務形態です。このタイプは一勤務あたりの拘束時間は長いですが、勤務明けは必ず休みになるため、集中的に働いてオフもしっかり取りたい方にぴったりです。こうした働き方を望む場合は、隔日勤務が選択できる会社かどうかもチェックしておきましょう。
【選び方その3】タクシー会社の安定性・将来性で選ぶ
幸先不安な現職を辞めて新天地を探したいという方もいるかもしれませが、そんな方の転職先には、将来性があり安定的な事業運営をしているタクシー会社が最適です。ここでは会社の安定性・将来性を重視したい場合に確認すべきポイントをご紹介します。
人材の質とタクシーの所有台数
安定経営をしているタクシー会社には、優秀な人材が集まり、商売道具となるタクシーの台数も一定以上揃っているのが特徴です。人材を多く抱えて車の台数もキープしているということは、多くの場合資産が潤沢にあることを意味します。なお、所属するドライバーの数が多いかどうかもチェックしてみましょう。登録ドライバー数が多い会社は経営も安定傾向にあります。
社員の離職率や退職者数
会社の規模はさておき、離職率や退職者数が少ない会社は働きやすく社員を大切にしている可能性が高いと言えます。逆に離職率が高いタクシー会社は、待遇や勤務形態で社員に不満を抱かせているなど、問題含みであることも考えられます。
福利厚生の充実度
この会社で良かったと実感できる要素の一つに福利厚生の充実が挙げられます。社会保障・休暇制度などのスタンダードなものはもちろん、会社に仮眠室や浴場等の設備があり、快適な毎日を送ることができるかどうかも要確認です。
【選び方その4】タクシー会社の教育制度・環境で選ぶ
タクシードライバーへの転職を検討する時、未経験者にとって最も気になるのは「果たして自分がしっかり稼げる一人前のタクシー運転手になれるのか」という不安ではないでしょうか?そんな方は、タクシー会社の研修制度や新人社員の働きやすさが気になるはず。ここではタクシー会社の教育制度・環境を確認したい場合にチェックしたい項目をご紹介します。
未経験の応募歓迎かどうか
人材不足が色濃く背景にある昨今は、未経験者も含めた求人に注力しているタクシー会社は少なくありませんが、経験のない方や業務にブランクのある方は、未経験者および技術・ノウハウに不安がある方の求人応募を歓迎しているかどうかを確かめる必要があります。
研修制度の充実度
タクシードライバーになるためには、バス運転手などと同様、旅客運送をするために必要な二種免許を取得しなければなりません。もちろんこの取得には費用も期間もかかりますが、タクシー会社によっては二種免許取得についての経済的支援をはじめとするサポート体制が整っている会社もあります。
事故の保証制度の有無
車の運転を業務とする以上、心配なのが事故です。事故を起さないような運転力をつけていくことはもちろん重要ですが、事故は誰にでも起こり得るのもまた事実。タクシー会社のほとんどがドライバーが業務中に事故を起した場合の補償制度を整えていますが、中には事故の後通報のみすれば後は会社で対応してくれる企業もあります。
【選び方その5】タクシー会社の立地や管轄エリアで選ぶ
待遇が良くても通勤しにくい職場は長く続かないという方は意外と多いものです。タクシー業界に転職するのでも、通いやすい職場に通勤したいとお考えの方は、会社の立地や管轄エリアを重視してみるのも一案。以下のポイントに気をつけて会社を選んでみましょう。
自身の住んでいる場所から勤務できるかどうか
自分自身の居住地から会社までのアクセスを確認しましょう。無理のあるアクセスや勤務時間を押してまで入社すると、後になって通いづらさが嫌になってしまう可能性があります。実際に通勤ルートを移動してみることも大切です。
大都市圏の会社であるかどうか
タクシー会社の多くは報酬制度において歩合を組み入れています。歩合で稼ぐにはタクシーのニーズが多いエリアで乗車しなければ一定以上の収入は見込めません。稼ぎたいのであれば、大都市圏、少なくとも利用者の多い主要駅を含む立地のタクシー会社を選ぶようにしましょう。
管轄エリアは稼げるエリアかどうか
前述したように、稼げるエリアにあるタクシー会社を選んで入社することが大きく稼ぐポイントです。収益の多いタクシー会社は寮を完備しているケースも少なくないので、そのような会社を選べば現在の居住地にとらわれる必要もありません。
ここまでご説明してきたように、タクシー業界への転職には、それぞれの求職者が重視する条件と照らして、目的に応じた会社選びをすることが大事です。しかし、そのような条件を満たしている会社なのかどうかを外から見分けるのは至難のワザ。そんな時は、タクシー業界に精通したプロタクにご相談ください。あなたの条件に合う会社をご紹介するだけでなく、入社への鍵となる面接のコツや入社後のノウハウ伝授まで親切サポートします!
【まとめ】選び方は人それぞれなので自分に合った会社を選ぼう
ひと口にタクシー会社と言っても、それぞれに資金も制度も仕組みも異なります。また、しっかり稼ぎたいのであれば、東京をはじめとした都市部にあるタクシー会社を選ぶことも重要です。長く快適に働けるタクシー会社に入社するには、自分自身の希望条件を明確にし、その条件を満たす会社を慎重に見極めることが必要不可欠。そのためのご相談を専門的に承るのがプロタクです。タクシードライバーになってマイペースでがっつり稼ぎたいという方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
この記事のまとめ
☑︎勤務形態にバリエーションがあり希望に沿ってくれるタクシー会社かどうかチェック!
☑︎規模や社員数から会社の安定性や将来性を見極めよう
☑︎未経験者を歓迎しているかどうかを確認。教育研修制度がしっかりしているかどうかも重要
☑︎稼げるエリアで乗務できるタクシー会社に所属しなければ転職前と収入が変化しない恐れも