投稿日:2020年2月16日 | 最終更新日:2020年7月10日
タクシー会社への転職・就職に興味があるけれど、採用試験や面接に不安を感じるという人は多いのではないでしょうか?接客業でもあるタクシードライバーは、面接が重視されるのではないかと考えると緊張してしまいますよね。そこでこの記事では、タクシー会社の面接とはどのようなものなのか、その知られざる実態をご紹介します。よく聞かれる質問内容や基本マナーなど、タクシー会社への転職・就職に役立つ情報をわかりやすくお伝えしますのでご期待ください。
この記事を読んだらわかること
☑︎タクシー会社の面接マナー
☑︎不採用になりやすい要素
☑︎タクシー会社に採用されるためには?
タクシー会社の面接でよく聞かれる3つのこと
タクシー会社の面接と言っても、一般企業の面接内容と大きくかけ離れているわけではありません。ただ、タクシー業界ならではといった質問内容が含まれるのも事実です。ここでは、タクシー会社の面接でよく聞かれる3つのことをご紹介します。
運転免許証を持っているか
これはタクシー会社の就職試験を受けるにあたって大前提となる条件でもありますが、面接では概ね普通自動車運転免許を持っているかどうかの確認がなされます。そもそもタクシードライバーとなるには、二種免許が必要です。二種免許を取得するには普通免許取得から3年以上、21歳以上でなければならない等の条件があることも併せて知っておくと良いでしょう。このため、普通免許を持っていない場合は、タクシー会社への入社はかなり厳しいと言わざるを得ません。なお、二種免許取得自体は、会社が援助や負担をしてくれる場合もあります。
職歴・ドライバー歴
これまでの職歴全般はもちろんですが、それに加えて運転歴について聞かれる可能性も高いでしょう。志望者が過去に交通事故経験や違反歴などがないかどうかはタクシー会社の人事部にとっても大きな関心事なので、面接を受ける際には正確に答えられるよう準備しておく必要があります。
転職理由・志望動機
どんな業種の採用試験面接でも聞かれやすい話題ですが、前職を辞めた理由、転職したい理由、そしてそのタクシー会社への入社を志望する理由などを聞かれることも少なくありません。正直に答えることは悪いことではありませんが、もし前職も接客業だった場合「接客がいやだった」「対人サービスが向いていなかった」など接客業に対してネガティブな動機を語ると不利に働きかねないので注意しましょう。
面接時の基本的なマナー
タクシー会社の面接を受ける際には、どのような礼儀作法や身なりを心がけたら良いのでしょうか。ここでは、タクシー会社の面接で好印象を持たれるための基本的なマナーについて解説していきます。
服装はスーツが基本!暗めの色を選択しよう
タクシー会社の面接を受ける際には、必ずスーツを着用することをおすすめします。皺なくプレスされたスーツやシャツを着用しネクタイを締めた姿で臨むことにより、面接官に好印象を与えられるだけでなく、タクシードライバーとしてお客様に接する意欲を表すこともできます。スーツは落ち着いた印象を与えられる暗めの色のものをおすすめします。
髪型や靴などの身だしなみにも気をつけよう
タクシー会社の面接に限ったことではありませんが、髪型を整えたり髭を剃っておいたりするなど、見た目の清潔感に関わる部分には気をつけなければいけません。靴は汚れをしっかりと落とし、きれいに磨いたものを履くのがベスト。爪を切っておくことも重要です。タクシー会社の面接官は、お乗せするお客様目線であなたを観察すると考えましょう。
質問にはしっかりと答える・相手の顔を見て話す
タクシー会社の面接では、お客様に対して失礼のない接客が可能な人材であるかどうかを見ています。不信感を抱かせたり不誠実な態度をとる人だと思われないよう、質問にははきはきと答え、相手の顔を見て誠実な態度で話をすることが重要です。
言葉遣いや社会人としてのマナーもみられている
面接では丁寧な言葉遣いを心がけましょう。無理に使い慣れない言葉を使って不自然になるのも良くありませんが、社会人として必要程度の丁寧語や敬語をおさらし、人柄が表れるような親切な話し方をする必要があります。言葉選びひとつでタクシー会社のイメージを分ける場合もあるほど、タクシードライバーにとって言葉遣いは大切なものです。
不採用になる可能性の高い要素
タクシー会社の面接等では清潔感やマナーなどといった常識以前に、不採用になりがちな要因があるのも事実です。志願者ご本人の努力だけでは埋め合わせられない要素ばかりですが、知っておくことが大事です。ここでは面接で不採用となり得る要素をご紹介していきます。
過去に交通事故や違反歴がある
運転免許を持っていても過去に事故・違反歴がある方は、その内容によって不採用となる可能性もあります。事故・違反歴があると、どうしても再発の可能性を連想・不安視されてしまうため、採用してもらえなくても致し方ないと言えるでしょう。
健康上の問題がある
お客様をお乗せし安全に運転を継続できるだけの健康状態にあるかどうかは、タクシードライバーとして必要最低限の資質です。心身に関して持病や健康不安がある方は、プロドライバーとして活躍することは難しいと言わざるを得ません。また、こうした事実がありながら面接や履歴書で申し出ないことも後に大きな問題となるので注意しましょう。
極端に年齢が高い
タクシー業界は担い手の年代層が幅広い業界です。比較的お年を召した方でも、適任であれば正社員として採用されるケースも珍しくありません。しかし、いわゆる後期高齢者に該当するような高齢者の方ですと、健康面の不安などから採用を見合わせられる場合も大いに考えられます。
採用されるための戦略
タクシー業界に転職したいと思えば、入社試験や面接で採用に漕ぎつけるための戦略も必要です。ここでは、タクシー会社に採用されるためのコツをご紹介します。採用後に稼げるドライバーとなれるかどうかの分かれ目となるポイントにも触れていきますのでご期待ください。
需要のあるエリアでのタクシー運転手を目指す
タクシー運転手は外から想像するよりもずっと効率的に稼ぐことのできる職業ですが、かと言ってどこでドライバーになっても稼げるというわけではありません。タクシーのニーズが高いところは、それに比例して稼ぎも多くなりがちですし、同時に採用確率も上がります。なお、全国的に見た場合、タクシー運転手の給料が高い地域としては東京が突出しています。同じ条件でも、東京であれば採用のハードルが下がりがちであるうえ、待遇も良くなる傾向は否めません。
会社選びの時点で勝負は始まっている
同じ採用試験や面接を受けるにしても、志望するタクシー会社の求人状況やタクシー会社が所在する地域のタクシーニーズ、または稼働状況によって、採用の確率はかなり変わってきます。また、採用後の待遇ももちろんそれぞれの会社の懐事情・採用事情によって大きく異なるのが現状です。どこのタクシー会社を狙うのか、志望先選びからすでに採用とその後の待遇に関する勝負は始まっていると言えるでしょう。
タクシー業界に強いエージェントを利用するのも1つの手段
タクシー会社ならどこでも同じだと思って採用試験を受けるのは得策ではありません。なぜなら、タクシー会社に転職・就職を希望する人それぞれに生活環境や求める条件が異なるからです。東京は確かにタクシー会社もタクシー需要も非常に多く厚遇で働ける可能性が高いですが、会社選びを間違えると、たとえ採用されても快適な労働環境下で頑張れるかどうかは疑問。採用試験を受けるべきタクシー会社をどう選ぶか悩んだら、事情ツウのエージェントに相談するのも賢い選択と言えるでしょう。できるエージェントを頼れば、面接のコツも親切にレクチャーしてくれるので一石二鳥です。
【まとめ】タクシー会社の面接にはしっかり対策をして臨もう!
一概にタクシー会社と言っても、採用試験における面接内容は一般企業と大差ありません。しかし、応募する際には自分自身がお客様を乗せて安全に運転できるかどうか、心身の状態や過去の運転歴について冷静に見返し判断することも重要です。しかし、そのような必要最低限の条件を備えていれば、経験不足はプロがサポートしてくれるのであまり心配は要りません。タクシードライバーが稼ぎやすい東京なら、目移りするほど多くのタクシー会社が存在します。もしどの会社を志願したら良いか迷ったら、ぜひ業界と太いパイプを持つプロタクまでご相談くださいね。
この記事のまとめ
☑︎身だしなみを整えてしっかりとした質疑応答を
☑︎不採用になるのはタイミングの問題もある
☑︎タクシー会社に採用されるためは会社選びも重要