タクシーで稼げる人の「モノの考え方」とは?高収入ドライバーの思考回路

投稿日:2020年7月23日 | 最終更新日:2020年7月23日

タクシードライバーが稼ぐためには、お客様の安全をお守りする確かな運転技能やお客様の快適性を高める接客術など、さまざまなテクニックが必要です。しかし、意外と重要なのが業務に対する心構えや考え方であることはあまり知られていないのではないでしょうか?というわけで今回は、稼げるタクシードライバーに共通するモノの考え方について解説していきます。タクシー業界に転職して収入を増やしたいという方はもちろん、タクシー会社に転職してみたものの、なかなか収入が伸びないという方もぜひ参考にしてくださいね!

この記事を読んだらわかること

☑︎[稼げる人の考え方①]営業成績にこだわる
☑︎[稼げる人の考え方②]同時に2つ以上のことを考える
☑︎[稼げる人の考え方③]すぐ諦めず計画性がある

[稼げる人の考え方①]営業成績にこだわる

タクシードライバーは売上を分配比に応じて会社と分ける歩合制給与なので、営業成績はそのままドライバー自身の収入に直結します。そのため、稼げるドライバーは決まって自分自身の営業成績に対し非常にシビアです。どのようにシビアなのか、詳しく見ていきましょう!

勤務ごとに売上目標を立てる

タクシードライバーが自分の収入を上げるには売上を増やすしかありません。稼ぎの良いドライバーは一勤務ごとに売上目標を立て、その目標を達成するにはどのように立ち回るべきかを逆算していきます。一時間あたりに稼ぐべき金額を目標値として設定することも効果的です。目標をクリアすると新たな目標ができるため、売上目標をきちんと立てて業務にあたる人は成績が自然に右肩上がりになります。

反省点の改善を常に考えている

営業成績を上げるのに、目標設定とともに欠かせないのが勤務ごとの反省です。その日の営業で何が良かったのか、売上の悪い時間帯は何が悪かったのか、自己分析をしっかりとすることで次の勤務につなげます。良かった点は伸ばし、悪かった点は改善して新たな策を実践しまた反省することで営業が良循環を生むことになるのです。

PDCAサイクルとは?

PDCAサイクルとは、P(Plan)→D(Do)→C(Check)→A(Action)をつなげたビジネス用語で、継続的に業務を改善するための仕組み・考え方のことをいいます。先ほどご説明したように、業務を行う上では目標設定や企画立案が不可欠であり、その後には実践→検証→再試行をくり返すことによって自然に改善循環ができていきます。

営業エリアの開拓に意欲的

稼げるタクシードライバーは営業パターンにバリエーションを持っています。例えば平日と週末のタクシー利用客の行動パターンには違いがあり、同じ休日でもどこかで大きなイベントがあればタクシーのニーズがいつもとは別の場所でも生まれます。また、景気の変動に応じてタクシー需要も変化するため、いつも同じエリアで営業していると、そうした変化についていくことができません。今日のこの時間はどこでどのように営業を行うのがベストかを考える上でいくつもの選択肢を持つためには、日頃から新たな営業エリアを開拓しておく必要があるのです。

[稼げる人の考え方②]同時に2つ以上のことを考える

例えば想定していた売上目標に届かなさそうな場合、当初のやり方に固執していたら実績を上げられないままその勤務は終了しかねません。「このやり方がダメならこっち!」という選択肢や、いつもはこうだけど今日はこの方がお客様をたくさん乗せられる、といった柔軟性はタクシードライバーにとって重要です。もう少し詳しく見ていきましょう。

今優先させるべきことが何かを考える

タクシードライバーの営業手段は、街中を流してお客様をお乗せする機会を窺ったり、駅や空港などの待機レーンで付け待ちしたりすることだと思っている一般の方は少なくありません。つまり、タクシーの売上はある意味”運”勝負だという考え方です。しかし、実際の乗務では、”今どこで何をするべきか”を常に考えて、業務に優先順位をつけなければ稼ぐことはできません。朝ならば都心部よりも都心へ向かう方がいる郊外で営業をし、日中は市街地で移動する方のニーズに応えるなど、今優先させる行動をいつも念頭に置いておくことが重要です。

ワンパターンな営業方法をしない

先章でも少し述べましたが、毎日同じようなパターンの営業だけをしていると売上は伸び悩みます。基本パターンを持ちつつも、休日には催し物の会場・結婚式場・大型商業施設など、人手が急に増えるスポットでのタクシー需要発生をしっかりと計算に入れて立ち回ることが必要です。

思い込みをしない

「いつもこの辺りは人通りが少ない」「あの場所に行けばお客様をお乗せできることが多い」といった思い込みは売上低下に影響します。常に「かもしれない」を意識し、商機を損なわないように注意することが大事です。よく稼ぐドライバーは反対車線にお客様がいないかまで気にかけています。また、タクシー需要が多い場所にさえ行けばいいというわけではなく、あえて他のタクシーが行かないポイントで成功するパターンも少なくありません。

[稼げる人の考え方③]すぐ諦めず計画性がある

誰でも初めは初心者乗務員なので、営業面では試行錯誤しながら売上を伸ばしていくのが普通です。重要なのは計画性と粘り強さであり、早い段階で結果を求め過ぎず、小刻みに目標を立ててそれを達成しながら成長していくよう考え方を改めてみてはいかがでしょうか。詳しく見ていきましょう。

稼ぐためのノウハウを身につけるには一定以上の時間がかかる

最初の数ケ月乗務してみて思ったような業績を出せないからと言って、すぐに諦めてしまうのはあまりにももったいない話です。稼げるタクシードライバーは1日の売上目標を達成するノウハウをしっかりと身につけていますが、そのようなスキルは一朝一夕に体得できるものではありません。新人の間はいろいろな営業手法を試したり周囲の先輩の助言を貰ったりしつつ、自分なりにPDCAを回していくことが大切です。

すぐに諦める人は他業種でも大成しない

新人期間になかなか営業成績が向上しなかったとしても、ある程度粘り強く努力を続けてみないとその努力の成果はなかなか現れません。伸び悩む時期にもすぐに結果を求めず、コツコツと真面目に頑張る人は徐々に売上も伸びていくでしょう。諦めが早く転職をくり返す人は、どんな仕事に就いてもまたすぐに諦めてしまいがちです。

稼ぐノウハウのある大手に入社することも重要!

新人のタクシードライバーが仕事の悩みや迷いを抱えながらも頑張れるのは、会社のサポートがあればこそ。独自の営業ノウハウや優良な顧客を豊富に持っている大手会社なら、新人でも稼ぎやすいので転職にはおすすめです。大手タクシー会社は予約や迎車だけでも相当売上を出すことができるほか、ブランドの力で営業にも差が出ます。

また、タクシードライバーに転職した人が、多少業績で伸び悩んでも諦めずに仕事を継続できる背景には、「新人期間の最低給与保証」の存在が大きく影響しています。この保証は大手タクシー会社に特徴的な取り組みで、半年~一年程度は、まだ売上の少ない新人乗務員の給与を保証してくれるというものです。未経験で転職する場合には、こうした制度がある会社かどうかも調べておくと良いでしょう。

【まとめ】稼げるドライバーはやる気と所属会社が違う!

タクシードライバーがしっかり稼げるようになるまでには、さまざまなノウハウやいくつもの営業パターンを身につけることが重要です。しかし、それには一定以上の時間がかかることもあります。まずは達成できそうな目標をクリアできるよう毎勤務をコツコツと頑張ることから始めましょう。そして、一つの手法や考え方に固執しない柔軟性も大事なので、営業エリアやパターンを積極的に開拓されることをおすすめします。そして何よりも、稼ぐノウハウを備えた大手タクシー会社に転職することが、収入を増やすための近道です。営業ノウハウやブランド力が確かで、しかも自分の希望に合う優良タクシー会社をどう選べば良いか迷った場合には、タクシー業界に精通したプロタクまでぜひご相談くださいね!

この記事のまとめ

☑︎稼げるタクシー運転手は常に売上目標を立て、反省と改善をくり返してスキルアップし続けている
☑︎稼げるタクシー運転手はいくつもの営業パターンを持ち柔軟な考え方で乗務する
☑︎稼げるタクシー運転手は新人時代に成績が伸び悩んでもすぐに諦めずに計画的行動を実践する
転職相談の方はこちらをチェック