タクシー運転手の仕事をしながら副業はできる?副業の稼ぎ方を色々解説してみた

投稿日:2020年10月29日 | 最終更新日:2020年10月29日

近年では副業を推奨する流れが出来ており、実際に本業の他に何か仕事を掛け持ちしている人が増えてきています。それはタクシー運転手も同じで、副業をしている人や副業を探している人は昔に比べて非常に多いです。

タクシー運転手は時間に追われているイメージがあるものですが、副業をすることは可能なものなのでしょうか?結論から言うと、タクシー運転手の仕事をしながら副業をすることは現実的に可能です。

今回の記事では、タクシー運転手におすすめの副業や、副業を始める際の注意点について詳しく解説をしていきます。タクシー運転手の仕事をしながら副業でも稼ぎたい人はぜひ参考にしてください。

この記事を読んだらわかること

☑タクシー運転手が副業をしても問題ないの?
☑タクシー運転手のおすすめの副業
☑副業を始めるときの注意点

タクシー運転手は副業をしても良い?

そもそもタクシー運転手の仕事をしながら副業をするのは問題がないのかどうかを解説していきます。

副業OKの会社が増えている

昔は就業規則によってダブルワークを禁止している会社が多かったのですが、2017年に決定された「働き方改革」によって副業の規制を緩和する流れが生まれました。その流れはタクシー会社にもしっかりと影響が及んでおり、副業もしても良いタクシー会社は非常に多くなってきています。

そのため、現代においてはタクシー運転手の仕事をしながら副業をすることは基本的には問題ないと考えてもらって大丈夫です。

ただし、副業がOKかどうかは会社の就業規則によって異なります。完全に禁止している会社は今となっては珍しいものですが、副業を始めるときには念のため就業規則の確認をしておきましょう。

タクシー運転手に副業は向いている

タクシー運転手というと、シフト制で夜勤もあり時間がなさそうなイメージを抱かれがちですが、実際はそんなことはありません。むしろタクシー運転手は普通のサラリーマンよりも休日が多いため、副業を始めるのに向いているのです。

なぜ休みが多いのかというと、タクシー運転手は隔日勤務という少し特殊な勤務形態で仕事をしている人が多いからです。隔日勤務は1日で2日分の仕事をこなす勤務形態で、1日の勤務時間は20時間前後と長いのですが、その代わりに勤務翌日は明け番として必ず休みになります。

また、明け番の他にも公休があるため、週に1回は2連休があります。明け番と公休を合わせると月の半分以上が休みになりますので、副業をする時間を余裕を持って確保することができるのです。

タクシー運転手におすすめの副業

では次に、タクシー運転手におすすめの副業での稼ぎ方を紹介していきます。何の副業を始めたら良いのか迷っている人は参考にしてください。

チップをもらう

こちらは副業とは少し違い、タクシー運転手の仕事の中で稼ぐ方法なのですが、お客様からタクシー料金とは別でチップを頂けることがあります。例えば、お会計が1,500円のところを2,000円出し、おつりを運転手にチップとしてくれるといったパターンが多いです。

また、外国人観光客はチップをくれることが多いです。国の文化にもよるため、外国人全員がチップをくれるわけではないのですが、日本人よりももらえる確率は高いです。

注意しなければならないのが、チップの扱い方は会社によって異なるという点です。特に報告が必要ない会社もあれば、報告を必須としている会社もあるので、あらかじめ確認をしておきましょう。

UberEatsなどの配達員

今どきの副業でおすすめなのが、UberEatasなどで飲食物を宅配する配達員です。このような配達系の仕事は、いかに早く宅配を済ませ1時間あたりの時間単価を上げていくかがポイントになります。タクシー運転手は普段の仕事で営業エリア内を熟知しているため、地理の知識を存分に活かして働くことができます。

UberEatas系の配達仕事は、時給に換算すると1,000円~1,500円程度が相場と言われていますが、ベテランとなると時給2,000円以上を稼いでいる人もいます。単発での仕事も可能のなので、隙間時間に稼ぐことができるのも魅力的です。

ただ、配達系の仕事は体力を使いますので、休みの日に張り切り過ぎて本業に支障が出ないようにだけ気を付けておきましょう。

ブロガー・YouTuber

ブロガーやYouTuberなども、若者を中心に今流行っている副業です。ネット環境さえあれば、自宅にいるだけで気軽に始めることができます。本格的に始めようと思ったら初期費用が掛かりますが、安く済ませることもできるので安心してください。

また、ブロガーやYouTuberは稼げなくても趣味として楽しみながら続けている人も多いです。何か好きなことがあればそれを発信すれば楽しく副業が続けられます。

欠点は稼げるようになるまでに時間が掛かることです。ブロガーであればPV、YouTuberであれば再生数を伸ばすことができなければお金を稼ぐことができません。長い目で見て続けていかなければならないので、すぐに現金が欲しい人にはあまり向きません。

運転代行

タクシー運転手ならではの副業といえば、運転スキルを活かすことのできる運転代行の仕事です。運転代行とは、お酒を飲んだ人の代わりに車を運転し、自宅などに運送をするといった内容の仕事です。

運転代行の仕事は第二種免許を取得しているかどうかで時給が変わってきます。第二種免許は、お客様を運送するために必要な資格であるため、保有していれば時給が高くなるのです。タクシー運転手は全員が第二種免許の資格を持っているので、まさにぴったりの副業です。

1日で稼げる日給は高めなのですが、飲酒をしているお客様がメインであるため働く時間が必然的に深夜になります。そのため、本業に支障を来さないよう体調管理が必須となってきます。

洗車代行

洗車の代行業もタクシー運転手のスキルを活かした仕事です。タクシー運転手は、業務が終わった後自分が乗っていたタクシーを洗車するので、洗車には慣れている人が多いです。

洗車代行はその名の通り、お客様の自宅や駐車場などへ行き、その場で洗車を行う仕事です。仕事の探し方は派遣やアルバイトで洗車代行会社に登録する方法もありますが、マッチングサービスでお客様を直接探すこともできます。

洗車のスキルが高ければ単価を上げることもできますので、洗車が得意な人におすすめの副業です。

在宅の仕事

休みの日は家でゆっくりしつつ、隙間時間に少しずつ稼ぎたい人には在宅ワークがおすすめです。在宅の仕事はパソコンやスマホがあれば気軽に始めることができるものが多いです。

例えば、データ入力やWEBライティング、フリマアプリへの出品、アンケートモニターなど在宅でできる仕事は色々とあります。クラウドソーシングサービスを活用すれば、自分のスキルに合った仕事を見つけることもできます。

ただし在宅の仕事は手軽に始められる分、稼げるかどうかが本人のスキルによって大きく左右されます。ガッツリ稼ごうと思ったらそれなりの時間を割かなければならないため、楽に稼げるわけではないということは覚えておきましょう。

副業をするときの注意点

それでは最後に、タクシー運転手が副業をする上で気を付けなければならないポイントを解説していきます。

確定申告が必要になることがある

副業でお金を稼ぐときに頭に入れておきたいのが税金に関することです。副業の稼ぎが年間20万円を超えた場合、所得税を支払う義務が生じるため確定申告が必要になります。

確定申告は1月1日~12月31日までの1年間で得た金額が対象となります。申告には期限が設けられていますので、必ず期限内に申告をしましょう。期限を過ぎてしまうと、無申告加算税というペナルティが課され余分な税金を取られてしまいます。

このように、副業をする際には「自分自身で税金を支払いにいかなければならない」ということを念頭に置いてください。月ごとに稼いだ金額をきちんと計算しておくと、確定申告をスムーズに行うことができます。

会社の就業規則を確認しておく

副業を始める前に必ずチェックしておきたいのが、会社の就業規則で副業が禁止されていないかどうかです。先述したように働き方改革で副業規制は緩和されましたが、副業自体をNGとしている会社も稀にあるため、事前に確認を取っておくと安心です。

更に言うと、会社によっては特定の業種のみ副業を許可してたり、一部業界の副業を禁止しているケースなどもあります。副業の報告を会社にしなければならない規則が定められていることもあるので要注意です。

就業規則に違反した場合、戒告や減給などのペナルティを受けることがあります。副業の許容範囲は会社によって異なるので、しっかり確認しておきたいところです。

本業の仕事に影響を出さないようにする

副業を始めると少なからずプライベートの時間を割かなければならなくなるので、休日にゆっくり過ごす時間がどうしても少なくなります。しかし、副業はあくまでも副業なので、本業に支障が出ないように気を付けることが大切です。

特にタクシー運転手の場合は歩合給なので、売上がそのまま給料に直結します。無理をして副業をしたことで体を壊したり仕事が疎かになったりし、売上が減ってしまっては本末転倒です。

なので副業は自分が無理なく続けられそうなものを選択し、体調面や精神面に影響が出ない範囲に留めておきましょう。タクシー運転手にとって自己管理も仕事の一つです。

【まとめ】副業でがっつり稼ごう

タクシー運転手は仕事の特性上、地理に強かったり第二種免許を取得しているなどの強みがあります。世の中には副業としてできる仕事は色々ありますが、タクシー運転手ならではの利点を活かせる副業は時間単価が上がりやすい傾向にあるのでおすすめです。

また、タクシー運転手は休日が多いので副業を比較的始めやすいです。ただし副業を始める際には、就業規則の確認や確定申告のことなど、気を付けなければならないことが色々あるもの事実です。ぜひ今回の記事で紹介したポイントを踏まえ、副業で稼いでくださいね。

この記事のまとめ

☑副業がOKかどうかは会社の就業規則によって異なる
☑タクシー運転手は休みが多いため副業に向いている
☑タクシー運転手のスキルを活かせる副業もある
☑年間20万円以上を稼いだ場合は確定申告が必要
☑本業に支障の出ない範囲で副業を続けることが大切
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