投稿日:2020年11月17日 | 最終更新日:2020年11月17日
「タクシードライバーがどうやって稼いでいるのか不思議」と思われている方は意外と多いのではないでしょうか?街の中を走行中にたまたま手を挙げた人を乗せるということは、全て運頼みで売上が決まると想像される方もいるかもしれませんね。実はタクシードライバーが収入を上げるには、運ではなく実力が大切です。そして実力を上げるためにできることはたくさんあり、誰もが今の年収を大きく上回る可能性を持っています。今回は、タクシードライバーが年収を上げるための方法をご紹介します。収入を増やしたい新人乗務員さんはもちろん、今後タクシー業界に転職を検討されている方もぜひ参考にしてくださいね!
この記事を読んだらわかること
・タクシードライバーが年収を上げるためにできることとは?
・入社するタクシー会社がドライバーの年収を左右する?
・転職先を決める前にプロに相談するのがベスト!
タクシードライバーとサラリーマンの給料制の違い
タクシードライバーは、そもそもどのように給料を支給されているのでしょうか?ここでは、タクシードライバーと一般的なサラリーマンの給料制を比較し、その年収の上げ方にもだいぶ違いがあることを解説していきます。現在会社勤めをされているものの、収入を上げるためにタクシー業界に転職をしたいという方は、ぜひご一読ください!
タクシードライバーと会社員の給料制を比較
一般的なサラリーマンは基本的に固定給です。仕事の成果が評価された場合、昇給などに影響はあるものの、その都度収入が上下したりすることはまずありません。一方のタクシードライバーは歩合給制です。固定給+歩合給を採用しているタクシー会社もありますが、固定給は最小限度であるため、毎月の給料は歩合で稼げたかどうかによってかなり変動します。自分で売り上げた分がそのまま収入に反映されるタクシードライバーの収入は、会社員の給与の在り方とそもそもかなりの違いがあることがおわかりいただけるでしょう。
タクシードライバーと会社員は年収の上げ方もこんなに違う
一般的なサラリーマンは昇給することによって収入、つまり年収が上がります。それ以外の場面で仕事を評価され、今月は頑張ったから月収を上げる、といった融通はありません。出世することで給与や待遇が変化していくのが会社組織の原則なのです。一方、同じ会社組織に属するタクシードライバーは、会社員でありながらほぼ個人事業主のような感覚で稼いでいきます。会社員のような安定はない代わりに、頑張った人が頑張った分だけたくさん給与をもらえる仕組みなのです。組織の中でポジションを変えていくか、自分なりの努力や工夫次第で収入を増やすのか、会社員とタクシードライバーでは、年収の上げ方がこんなにも異なります。
タクシードライバーは働く場所によっても収入がかなり違う
タクシードライバーは、働くエリアによっても年収がかなり違います。例えば平均年収が比較的低いエリアのタクシー運転手の年収は200万円程度ですが、全国トップの平均年収を誇る東京では470万円となっているなど、その差は歴然です。タクシー運転手の年収が高い地域は主に都市部で、人口が密集しておりタクシー需要が多いエリアとなっています。タクシードライバーになって年収を上げたい方は、東京・大阪などの大都市や首都圏エリアなど、平均年収の高いエリアで転職されることをお勧めします!
タクシードライバーが年収を上げるためにできることとは?
タクシードライバーは肩書きやポジションにかかわらず、思い立ったその日から収入を増やすためにできることがたくさんあります。ここではタクシードライバーが年収を上げるためにできる具体的な行動をご紹介します!
実車率を上げる
売上の良いタクシードライバーは実車率が高いのが共通点です。実車率とは総走行距離中、お客様をお乗せして走った距離の割合のことで、つまり空車で走る距離をいかに少なくするかが問題となります。空車で走行している間は生産性がなく経費だけがかかるため非効率です。実車率を意識して営業することで確実に売上が上がり、売上が収入に反映されるため、年収とは言わずすぐに月収が上がります!
新人タクシードライバーが実車率を上げる方法
経験の浅い新人乗務員が実車率を上げるのは難しそうに思えるかもしれません。しかし、タクシー運転手はただやみくもに街なかを走っているわけではなく、タクシーの需要がある場所を時間帯を狙って営業に行くわけなので、その狙いさえ外さなければ意外と実車率は順調に上げられます。まずは走行距離などという難しい数値は置いておき、どれだけお客様をたくさん乗せられるか、回数を意識すると効果的です!
勤務形態を変える
タクシー運転手は昼・夜の各日勤と隔日勤務という主に3つの勤務形態で働きます。いろんな働き方を織り交ぜたシフト制を布いている会社もありますが、日勤だけ隔日勤だけでドライバーが働く会社も存在します。ご存知の方も多いでしょうが、タクシー料金は深夜や早朝などに割増となります。また、夜遅い時間は電車がないので、長距離利用のお客様も増加します。このため、夜間乗務を含みなおかつ勤務時間が長い隔日勤や夜勤は昼日勤に比べて報酬も多くなるのです。たくさん稼ぎたければ、夜勤や隔日勤をたくさんできる会社に入るなども収入を上げるための一案です。
ハイヤー乗務員や個人タクシーへのステップアップ
タクシードライバーには年功序列こそないものの、長年の経験を活かしてさらなる高度なサービスを提供できる機会があります。ハイヤーとは距離制料金ではなく、1回いくらの貸切サービスを提供するタクシーのことです。運転・接客など全てにおいてグレードの高いドライバーにしか務まらないため収入もアップします。また、10年以上一箇所のタクシー会社で事故・違反なく勤務するなど高いハードルはありますが、実直に頑張っていれば将来的に個人タクシーを開業することも可能です。個人タクシーは経費以外が売上が全て自分の収入になります。
入社するタクシー会社がドライバーの年収を左右する?
タクシードライバーの年収を左右するものは、必ずしも個人の努力や勤務形態だけではありません。転職や就職でタクシー会社の採用試験を受けますが、このタクシー会社選びの段階で収入に差がつく可能性もあるのです。ここでは、所属するタクシー会社を選ぶ際のポイントを解説します。まずは稼げるタクシー会社とはどんな会社なのかをご説明します!
稼げるタクシー会社とは?
稼げるタクシー会社とは、所属ドライバーに稼がせるノウハウをたくさん持った会社です。例えば知名度やブランド力があり、2台別会社のタクシーが並んでいたら、多くのお客様がその会社のタクシーを選んでしまうような老舗や人気会社が該当します。このような大手会社でなら、新人ドライバーにも稼ぎやすいでしょう。大手タクシー会社の中には、百貨店やホテルなどに専用の待機レーンがある会社なども珍しくありません。
転職先のタクシー会社を選ぶ時の重要ポイント
転職先のタクシー会社は、稼げるノウハウをたくさん持っている会社を選ぶと良いことを先述しましたが、もう一つ重要なのは、自分自身の希望条件を備えた会社を選ぶことです。どんなに有名なタクシー会社に入っても、ドライバー自身が働きやすい環境になければ、モチベーションも保てません。給料・勤務形態・福利厚生・研修制度など、注目すべき点はいろいろですが、自分が何を優先させたいのかをまずはしっかりと見極め、そのニーズに合う会社を選ぶようにしましょう!
タクシー会社選びは実際にはかなり難しい!
タクシー会社を選ぶには求人サイトや転職サイトで情報を得る方法や、これだと思ったタクシー会社のホームページなどの採用サイトから直接エントリーする方法などがありますが、タクシー会社というのは外から見るよりもかなり会社ごとに個性があるため、表面的なリサーチだけでは内情がわかりません。適当に選んで入社してから後悔する方は後を絶たないのです。
転職先を決める前にプロに相談するのがベスト!
タクシー運転手に転職して成功している人の特徴は、働きやすく稼ぎやすい優良なタクシー会社に入社していることです。弊社プロタクは、タクシードライバーへの転職に特化した専門エージェントで、プロのコンサルタントです。乗務員経験豊富かつ業界に精通したコンサルタントが、お一人ずつの希望する労働条件を踏まえ、ぴったりの一社をご紹介します。プロタクに相談なさって転職された中で離職してしまった方は驚くほど少なく、その実績のほどには自信があります。タクシー業界への転職に興味をお持ちの方は、ぜひ一度プロタクにお問い合わせください!
【まとめ】タクシー運転手が年収を上げるには営業努力と会社選びが大事
タクシードライバーは、自分の努力しだいで収入を上げることができる夢のある職業です。今の年収に不満がある方で、運転や営業分析・接客などの仕事が好きな方は、タクシー業界に飛び込んでみるのはいかがでしょうか?ただ、タクシードライバーとしてレベルの高い年収を稼ぐには、ご本人の営業努力が欠かせません。頑張ってスキルアップすることが楽しいと思える頑張り屋さんなら、新人時代からたくさん稼ぐことも十分可能です。また、採用試験を受けるタクシー会社選びも重要なので、自分に合う会社かどうか、稼ぎやすい会社かどうかをしっかり見極めましょう。しかし、タクシー業界についてよく知らない方には、この見極めは至難のワザです。ぜひプロタクにご相談になって、あなたの大切な転職を大きく成功させましょう!
この記事のまとめ
・タクシードライバーは実車率を上げるなどの営業努力なしには年収を上げられない
・タクシードライバーの収入は所属するタクシー会社にも左右される
・タクシー会社選びは非常に難しいので、自分で見極められなければプロに相談しよう!